ひろっぷ
2019-08-02 00:56:43
1342文字
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刀と審神者のあれこれ-六-

例に漏れずうちさにと推し刀。会話文のみ多し。
※ほんの少しホラー要素


【索敵苦手丸】

……………ふむ」

(気づかれてない?何やってんだろ)

「違うな。こちらか?」

(パズルか。この前誉取ってたから欲しいの聞いたけどこれだったっけかな)

「ん?んん……

(というか横まで来たけどまだ気づいてないとは。脅かしたら悪いしもう少し見ていよう)

……………

………?」

……お、気付いた?」

「いつからいた……

「ええと日が沈む前」

「かなり前ではないか。何故呼んでくれなかったのだ」

「そんなに集中してるからさ、呼んだら崩しそうだし」

ぐっ」



【夢なれど】

始め、僕は弟を首を絞めて殺めた。なんてことをと思ったが、身体が自由に動かせないところを見るに夢だと分かった。
また夢か。などと呑気な事を思っていると二日目がやってきていた。今度は殴って。ひたすら殴って。やめろと叫んだ。だが変わらず身体は言うことを聞かない。
そして三日目、四日目と方法を被らせることなく弟を殺した。その頃になるともう叫ぶこともしなくなった。
どうせ弟をまた殺すんだ。次はどうやってかな。
でもその前に、自分を止められれば。そう考えると身体に自由が戻っていた。
ならば、そう_______。

「兄者!!」

………っ!!?」

馴染みのある和室の天井を見つめ、すぐ傍で心配そうに見つめている膝丸を見やった。少し離れた場所で着いたばかりの審神者が息を切らしているのも見える。それになんだか息苦しい。

「僕は……また魘されてたかい」

「いいや。……息を止めていたのだ」

………え?」

「嫌な予感がして目を覚ませば兄者の呼吸が止まっていてな。……どうしたらよいか分からなかった

申し訳なさそうにこうべを垂れる弟を髭切は愛おしく思った。なのに何故あのような夢を見なければならないのか。

膝丸」

「あ、兄者

「膝丸」

「あぁ」

「膝丸……!」

「うむ」

名はどうでもいいはずなのに。今はそれが酷く尊いものだと感じる。
誰かの呪いだろうか、誰かの恨みだろうか。これだけは手放すなど誰かの警告だろうか。
そんな事は分かっている。誰が手放すものか。
確かめるように、膝丸の頭を抱きしめた。
いつもは抵抗する弟だったが、今回はおとなしく抱きしめ返す。

その様子を見ていた審神者はもう心配ないだろうと静かにその場を後にした。




【肝試しは計画的に】

「わぁ。現世ではこんなのやってるんだな」

「む。なんだこれは。妖がいるな。いや何も感じぬ?」

「そうなの?ってことは作り物かぁ。……あ、じゃあこれは?」

「これも違う」

「これは」

「紛い物だ」

「ほとんど作り物じゃん。凝ってるな〜」

…………

「どうした?」

「これは本物だぞ」

「え?本当?」

「この者達はこの妖の縄張りに入った。そら、怒っているぞ」

「うわぁわわ……。あ、一人亡くなったんだ。そりゃそうだよな。作り物だったとしても態々こんな怖い所行かないよ」

「君はその気持ちを大事にしていてくれ。しかしなるほどいつの時代も無知とは恐ろしいものだな」

「人間って成長しないのかな