ひろっぷ
2019-07-07 00:43:21
743文字
Public
 

さらさら

たなばた!

※創作審神者♂



ん?庭が騒がしいな。何をしている」

「あぁ、七夕の日だから笹に短冊付けてるんだよ」

「七夕短冊

「願い事を書いて笹に吊るすんだ。願掛けだな」

………

「今は短刀達で一杯だけど、後でよければ書くか?」

「いいのか?幼子の行事ではないのか」

「別にそんなことないよ。誰でも書けるぞ」

「そうか。では兄者も誘って良いだろうか」

「もちろんだ」

………

「へぇ七夕!面白そうだね」

「そういうと思った。ほら、この短冊に願い事書いて」

「一つだけなのかい?」

「兄者。欲深いぞ」

「ぇえ〜」

「まぁ一つだけって決まりはないけど

「主は書かないのか?」

「俺?俺はなぁ特にないなぁ。ここで楽しくできてるし、体調もいいし

……

……

「何、どうしたんだ」

「よし、決めた」

「うむ。そうだな」

「?」

「主は本当に欲がないからね。僕らが代わりに書いてあげるよ」

「ないって言ったんだけど」


「もっと楽しく」

「!」

「もっと健康に」

………


「あ、あと一つあるね」

「む。それは盲点だった。何かあっただろうか」


「皆と末永く一緒に!かな?」


「おぉ。良いな」

………うん。そうだな」

「じゃあ飾ろう。天辺はどうだい?」

「届かないのではないか?中々に高い笹だぞ」

「主、ちょっと失礼するよ」

「うん?うわっ!?な、ちょっ!」

「はは!さすがだな兄者!」

「主、届くかい?」

「じゅ、充分だ!た、高いぃ




(だって僕ら、もう叶ってるも同然だからね)

(我ら兄弟を巡り会わせてくれたのだ。これ以上何を望むといえようか)