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ひろっぷ
2018-04-23 00:32:34
633文字
Public
魔法使いの〈魔輪匠〉観察日記
日記のようなそうでないような。3徹レッジ 。
一徹目。
彼のクマがほんのりと見える。徹夜したの?と言えば彼は歯切れ悪そうに目を逸らして小さく頷いた。他のメアレスならば首は横に振られただろうが、君相手となるとどうやらそうならないらしい。嬉しい反面、少し心配になっていた。
二徹目。
前を歩く彼を見かけた。声を掛けようとして思わずとまってしまったのは、彼の歩き方に違和感を感じたからだ。フラフラと右へ左へと、背中も小さく感じ危なっかしさが目立つ。近いうちに人にぶつかって問題が起きるのではないかと危惧した君は、そっと彼の隣に並ぶ。
「
…
すまん」
気にしないで。
三徹目。
明らかに彼の言動が可笑しい。リピュアが作った料理を何の疑いもなく食べ逆に心配されたり、誰の冗談も真に受けて返すという奇怪ぶり。挙句。
「
………
」
後ろから羽交い締めされるように抱きしめられている。君が立っても歩いても、まるで大きなぬいぐるみを引きずるかのようだ。
「これ、たぶんレッジは覚えてないにゃ」
肩に師匠、腰にレッジという絵面、他のメアレス達に見られれば弄ばれるのは必須だ。何しろ彼が1番嫌うことなのだから。そうと決まればと足を彼の居住地へと向かわせようとした矢先、悲劇は起きるのであった。
「あ」
あ。
しばしの沈黙。口を開いたのは君から。
内密にお願いできませんか。
「いや、それは構わないが。しかしそうか
……
はは」
出会ったのが最強のメアレスでよかったと切に思った君であった。
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