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ひろっぷ
2018-02-12 20:25:51
488文字
Public
パロ
元々が精霊としての存在で魔法使いが拾っちゃったら、っていうアレのパロ。
「
…………
」
眼光鋭い少年が道端で転がって君を睨んでいる。明らかに懇願ではないことは分かる。しかし、雨が降っていてなお分かるのは、彼が悲しんで、悔しさで、死の恐怖で、ただ混乱して泣いているのだということ。否、涙は流れていないが、顔が全てを物語っていた。
肩の黒猫がニャアと鳴く。それ以上関わらない方がいい。そう伝えるように。
しかししゃがんで彼の頭を撫でる。今までされてきたことのなかった行為なのか、僅かに見開かれる目。君は何も言葉を発することもなく、ただ彼を抱き上げ帰路につく。見上げてくる瞳には抵抗の色はなかった。
「茶が入ったぞ、魔法使い」
部屋のカーテンを開け、射し込む光に眉を顰めた君は彼を睨む。眩しいから閉めて。
「苔でも生やすつもりか?俺はそんなあんたは嫌だぞ」
注意で返され君は紅茶に口をつけるしかない。あっという間に大きくなった彼は学習も早く、最近は口論で負けることが多くなった。
(生意気)
「ラギトは最近生意気、って思ってるみたいだにゃ」
「ほう」
言ってません。君はまた悔しくなって誤魔化すように再び紅茶に口を運んだ。
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