ひろっぷ
2018-01-31 22:17:28
453文字
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猛獣使い

珍人変人と顔見知りな君。


「なんだお前!俺の意見聞けって言ってんだ!」
「どうせ碌なことがない!聞くだけ無駄だ!」

里や村ではよくある口論のようだが、周辺の村人達が怪訝そうに見つめて雰囲気が悪い。腰を上げてその口論の元へ駆け寄る。まぁまぁ、と口を動かした瞬間、相手2人の顔色が赤から青へ。
怒らせてしまう可能性はあったが、驚かせる要素はどこにあっただろうか。止めに入った君自身が疑問符を浮かべていると背後から新たな声が聞こえる。

「喧嘩か?」
………

ラディウスは首を突っ込もうとし、ミハネは無言の圧力をかけている。無意識に。
しかも拍車をかけたのがその光景だ。君という正体不明の異人が、後ろにいかにも強そうな男2人を侍らせている形。口論をしていた2人は雰囲気に押され慌てて各々の家へ走り出していった。

「なんだ終わりか」
………

ミハネの視線を感じ、何かと顔を向けると。

「梅干しとおかかがある」

なんの話なのかと思ったが、ミハネが唐突に話す謎の単語といえば握り飯しかないだろう。

おかかで。