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ひろっぷ
2017-10-01 16:17:51
414文字
Public
興味は猫にあらず
ジークと魔法使い。
「菓子がある。食べるか」
いやお腹いっぱいだから、と断る君。何かを与えようと必死なジーク。それが繰り返されて早くも1日が経過した。周りの仲間たちも最初こそ怪訝に見ていたが、段々と見飽きたようで各々の持ち場に戻っている。
てっきりまたウィズを撫でるために連れてこられたのかと思ったが、どうやら彼の興味は今は君自身になっているらしく目線が外れることはない。会話が途切れても、君が何か行動に移すたびに彼の目も動く。いたたまれない。その言葉が適切だった。
艦に戻ってもいいかな。言いつつ立ち上がった君をなおも見つめるジーク。止める言葉こそないものの、顔は分かりにくくも酷く残念そうだった。これでは自分が悪いようではないか。目線を右往左往。苦し紛れに出たそれは今後の君を酷く苦しませる原因となるのだった。
また明日来るから。
彼の仲間たちが小さなため息をついた音を背にして、伝えた後の彼の顔を見ると悪い気はしなかった。
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