ひろっぷ
2016-11-05 22:37:53
812文字
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魔輪匠と魔法使い①

考察魔なレッジくん。

「少し気になってたんだが

リフィルの働く食堂《巡る幸い》亭でいつものように集まって会議をした後の事だった。君は新しく加入したレッジに問いかけられる。

「お前のそれは魔法だと言ったな。確か……精霊とやらの問いかけに応えて召喚するのだとか」

そうだよ。問いかけに応えられないと召喚に応じてくれないし、早く応えられればそれ相応の力を出してくれる。そう言うと完全に納得しきれないのだろう、レッジがまだまだという具合に質問を投げかけてきた。

「応えられない?問題ということか?」

彼は学者肌なのだろう、気になることは自分で解決しないと気が済まないないようだ。そういう感じになるかな。と君自身も曖昧に答える。だがその曖昧さに納得しなかったのか更にレッジが食いつく。

「言い切れないのは感覚という事か。つまりなにかお前の身体にあるのか?」

だんだんと違和感を覚え始めた君。レッジは君の了承の有無も聞かずサワサワと体を触り始めている。思わず椅子から立ち上がってしまった。しかしレッジはぶつぶつとお決まりの考察状態で君の行動など視野になく。レッジ。君は強く彼の名を呼ぶ。しかし反応はない。
レ、と再度呼びかけようと口を開けたと同時に彼の顔が真近に迫って来た。近い近い近い。被っていたローブが掴まれ、慌てて彼の猛攻を防ぐが間に合わず肩までずり下がってしまった。近くで見れば意外と整っている顔だな、なんて一瞬の内に逃避してしまった自分を否定して助けを求めようと目をウロウロ。
ばちりとリフィルの目と合った。しかし彼女は厨房の入り口から動こうとせず、寧ろ一歩一歩と後ずさろうとしている。
ティーーーーチャーーーーーー!!
リフィルを抑止させようとした必死の君の叫び。レッジは尚も脱がそうとしている。

「腰の方か……?いや腹の

やめてやめて!助けて!

「魔法使い。さよなら」

ティーーーーチャーーーーーー!!