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ひろっぷ
2016-04-24 01:31:09
1000文字
Public
諒兄ちゃんと慎【Pts】
ぺとり。長男×次男。とアベルと慎。
諒慎小ネタ①
今日も真夜中に、愛しの兄の息を確認。うん。ちゃんと呼吸してる。止まってるなんて信じられないから。信じたくないから、今日も俺は寝不足になる。でもそれでいい。俺の自己満足だから。映子姉ちゃんがいない今だからいとも簡単に消えてしまうんだ。だから留めておきたい。
「慎」
「何?」
「クマがあるな。寝不足か?」
「え?あ、うん。ちょっと続きが気になる本があって」
「俺の部屋でか?」
「!」
「何もないはずだが」
「.........」
「...俺はどこへも行かん」
「分かってる。だからあれは俺の自己満足」
「確証が欲しいか」
「.....」
欲しい。兄は白黒つけないと気が済まないというのは最近分かった事。それと、俺の事になると急に見境がなくなる事。洵にはどうかと思って観察したけど、それは普通の兄弟のやりとりだった。俺には、何か違う。分かってるんだ、兄ちゃんは俺の事が。
「兄ちゃん、いいの。そんな事言ったら俺、毎日だよ?」
「かまわん。不安になられるより余程マシだ」
「兄ちゃんも俺と同じだ。馬鹿じゃん」
「兄弟だしな」
「はは。兄ちゃんを不安にさせたかった訳じゃないのに」
「もっとしてほしいか」
「ご、ごめん...今は勘弁して」
「....フ」
♦︎諒慎小ネタ②
「ねぇ、いつから気づいてたの」
「詳しくは覚えていないが....その妙な視線に気づいてから俺も考えるようになった」
「何を?」
「お前を兄弟としてでなく、一個人として」
「.....っ。嘘でしょそんなの。情けなんてかけないで」
「俺はどこまで信用されてないのか」
「信じても、いいの」
「あぁ。今まで待たせて悪かった」
「......っ!」
「よく耐えたな、慎」
「兄ちゃん....!諒兄ちゃん...!」
♦︎諒慎小ネタ③
耳に手を当て、想い人に届くようにとうたう。何かに怯えていた夜を 思い出すのがひどく 怖い。ワンフレーズ。ぽつりぽつりと。
「綺麗だな」
振り向けば兄の姿。分かったように何が、と問う。
「お前の声だよ」
兄も分かったように答えた。
綺麗なのは俺じゃない。このうただよ。
♦︎慎とアベル
何でもないと手を払っても、払われた手は再び戻ってくる。そりゃそうだ。俺はそれを望んでるんだから。違うって否定してても、本心はきっと違うんだって分かるから。ね、そうだよねアベル
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