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ひろっぷ
2016-02-10 21:43:12
1491文字
Public
【死神】ヴァンとキッシュつめつめ【メサイア】
アプリ「死神メサイア」のヴァンとキッシュ小ネタ詰め。ちょっと腐ってるかも。
ヴァンとキッシュいろいろ
♦︎
(生きてる人間には見えない、はず)
所がこれはどうだ。
「ねぇねぇ何かなあの人。外国の人かな」
「.........」
「あっこっち見た!」
「キャー!」
(俺は珍人かっつの)
周りの人間は物珍しそうにこちらを見続けている。
確かにここは日本だ。そしてここに来てから、キッシュは自分が他と違う事に薄々気付いていた。存在そのものが浮いている、そんな感覚。
携帯電話を持っているフリをして上司に問う。
「ギャレン。生きてる人間に見えてるみたいなんだが」
『何だと?』
「俺も勘違いであって欲しいもんだが、ガン見されてる。俺の今の格好が目立つらしい」
『......あぁ、_____だか_____
…
!』
「?ギャレン?」
反応がおかしい。そう思ったが違った。念波自体の不調。ザザ...と音をたてたかと思えばプッツリと切れてしまった。もう一度念じてみても何の反応もない。どうするか、キッシュは悩んでしまう。この現世での通貨など持っておらず、服の持ち合わせもこの辺りに見合う物はない。
(参った。ひとまず人がいない所に...)
「おい」
「.....あ?」
乱暴に伝わったそれに少々苛立ち振り返る。するとそこには自分と同じぐらいの、そして同じく浮いている青年が立っていた。その青年にも周りの人達は目を向ける。だがキッシュは気づいた。自分と同じ死神、死んだ人間である事を。
「来い」
「?待てよ。あんた誰だ。"俺と同じ"みたいだけど」
「....とりあえず来い。ずっとここにいるつもりか」
「....へいへい」
これが自分と、もう一人の死神の男との出会いだった。後にこれがズルズルと引きずる事になろうとは思いも知らずに。
「俺はヴァン。お前と同じ死神だ」
「....キッシュ。俺も死神。で、俺の事助けに来てくれたとか?」
「あぁ」
「だよなぁ。そんなお節介な奴とか中々いな.....。.....え?」
「だから、そうだって言ったんだ」
「マジか」
「嘘をつくほど俺は頭が良くないんだ」
そんなこんなで付き合いが長くなる奴ら。
♦︎
(嫌な夢見ちまった)
今はあいつの顔を見るとイライラしてしまう。嫌な夢、という事だけがハッキリ残っていて、しかし内容自体を覚えてはいなかった。遠目に他の死神達と談笑している奴を見て、八つ当たりなどしても迷惑なだけだと鼻で笑う。
(俺はあいつの事をどう思っているんだ?)
(さぁ。言葉では言いにくいな)
(じゃあ、あいつの事は嫌いなのか?)
(嫌いだったら傍に来させねぇよ)
(じゃあ好きなのか?)
(?あー、どうかな.....)
(人としては?)
(好きだな)
(じゃあ、じゃあな)
(彼、としては?)
どうしてこんな気持ちを持ってしまったのだろうか。悔やむが後戻りも出来なかった。確信する。自問自答してたどり着いてしまった答え。
(.....あぁ、好きだな)
「キッシュ、同じ任務だ。行くぞ」
「.....そっか...そうだな」
「?おい」
「何でもねぇ。行こうぜ」
「?あぁ」
(伝えなきゃ伝わらないのなら、言わなきゃいい)
(そう、ただそれだけの事だ)
♦︎
【Pトーク】
チュンチュン。
「......ん...」
「起きたか。おはよう」
「はよ....。......」
「どうした?」
「........(静かに顔を手で覆う)」
「何故隠す」
「すっとぼけやがって....がっつきすぎなんだよ.....」
「そうか?」
「自覚ないとか...もう嫌だこいつ」
♦︎
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