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なぢこ
2023-12-30 01:28:24
459文字
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ゲ謎
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少しだけ人間からはみ出した水木のはなし
ゲ謎。水木と目玉と鬼太郎
何故狂骨に襲われても心は喪わなかったのか?と友人と話した結果、穴倉で一度水木は死んでおり、その後幽霊族の血を取り込んだ為蘇生したのでは?と考察したんですよ。死相の伏線も回収できるし…
幽霊族の血を取り込んだということは寿命も延びるのでは?という妄想です。
血液銀行時代の元同期と街中でばったり会った水木。元同期は定年間近、何人目かの孫も生まれると話す。
「それにしても水木は若々しいな。まるであの頃で時が止まっているようだ
…
」
三十代、野心を持っていた頃のままだと、あの頃より幾分落ち着いた雰囲気の同期は言った。
「よく言われる」と笑い、元同期とはその後すぐに別れた。
水木自身、白髪が全て生え変わったからだろうかと最初は気にしていなかったが、外見は二十年経っても変わらなかった。恐らく養子とその父が関係しているのだろうが、自分はもう二人と離れるつもりもない。
「ただいま」戸を開けると養子と目玉の姿の父親が顔を向ける。「おかえりなさい」そう返す養子は小学生ほどの容姿である。しかし実際は二十年生きているので、時が止まってしまっているようだった。水木と同じように。
ちゃぶ台の前に胡座をかいて水木は座る。「引っ越しでもするかな」ぽつりと呟いた。また知り合いに会うと面倒だ。
「それなら温泉がある場所がいいのう」
「お、いいなそれ」
思っていたより人生は長くなりそうだ。
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