tyonegawa
2023-12-26 22:05:24
451文字
Public ブライン
 

ルーティンに一欠片

ブラインのチョトダケぱ~そなるな部分

ブラインは、朝日が登る少し前に起きる。
個人的で、小さな、浸れる趣味のためだ。

シラツユムレ内の、人気の少ない場所。卓上サイズの小さなラジオを手頃な場所に置き、
流れる音楽にほんの少し身を任せる。
つま先でリズムに乗り、時には指を鳴らす。
そうしてリラックスを自身に促し、今日のやることを考える時間に充てる。
そういえば、このラジオはいつから持っていたっけ。
貰ったようなそうだ。誰かから貰ったんだ。……誰から

そうだ、昔のキオクが途切れ途切れなんだ。
途切れたキオクを繋げに、このセピアへ訪れたような気がする。
このブキが教えてくれた気がする。
背中のキズが、教えてくれた気が―――

流れている音楽が、別のものに変わったことで我に返る。
思考に浸りすぎた。こんなところ、誰かに見られなければ良いが。
考えただけで、鼻頭が熱くなるのを感じる。
気が済んだところで、ゲソを結び、今日も学びに行く。
このセピアには、知らなければいけないことがたくさんあるはずだと、
期待を胸に込めて。