【ラストグラス】side-紫陽

-最後に”想い”を飲み干して出る部屋-

カクテルを飲んだことなど生まれて初めてなので、今感じたこの味が正しく『カクテル』なのかは知らない。
初めての体験だから忘れがたい味なのか、と言われればそうなのかもしれない。

だけどこの、決して気のせいではない胸の温もりと、どこか懐かしくて安心する雰囲気は、
ただ自分がまだ年若いからでは、決してないはずだと、彼は思っている。
まだ自分も彼も青くて幼い。それでも、『大切』を持たない理由にはならない。
かけがえのない思い出だって、持っていない理由にはならない。

誰にも話せない二人の秘密だって、いくつも抱えてきた。
互いの想いだって何度も話した。何より、たくさん食べて、たくさん楽しい時間を過ごした。
それは、周りから見れば歪な経験なのかもしれないけど。

「椿樹くん」
やわらかく頬にさす茜色は、決して酔いのせいではないはずだ。
「僕も同じ言葉を返すよ」
見覚えのあったはずのコースターを愛おしく眺め、少年はあの時と同じようにグラスを置いた。

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「時雨 椿樹」から 「紫陽 悠花」へ

紫陽 悠花が飲んだカクテルは「ラストグラス(希望)」
カクテル言葉は「あなたは私の親友」
とても忘れがたい味でした
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グラスの形で100ファンする奴おる?????鈍感力の高さかもしれない
でもそんな砂糖の海が好きだよ

ちなみに先んじてAサイドで送ってたりする 最後らへんはそういうことです