黒羊ユク
12109文字
Public 一次創作
 

勇者になれるかな

 この作品はゲームブックです。読者の判断によって物語が分岐します。

 23/05/20更新:文言追加のみです。進行に変更はありません。


■-4

 険しい山へ向かう。魔物達から聞いた話だと、世界に襲いかかるものはこの山の頂上にいるみたい。魔王と呼べばいいのかな。
 山に入れる道は一本。
 けれどもその道には、大きな獣がいた。頭は三つで、竜、獅子、山羊。尻尾に蛇もいる。
 獣はぼくに気付くと、頭を重そうに上げる。
「其処行く若者よ。此処を通りたいのか、珍しい」
 そう言った山羊は穏やかそう。
「うん。この山の頂上のものを、どうにかしないと」
 ぼくの言葉に獅子が笑った。
「はっは、それじゃあ力試しさせてもらおう。一応此処の番人なんでなあ」
「番人とは都合の良い、これでは番犬ではないか」
 竜が湿っぽい目で獅子を見て、それを後ろから伸びてきた蛇が宥める。
「まあそう言わないで。私達は無駄死にを防ぎたいだけ。私達のお願いを叶えてくれたら通してあげる」
「そうだな。では私と蛇から――
 山羊が言おうとして、獅子が口を挟んできた。
「俺と竜の望みがいいんじゃねえのか、お前らより難しいぞ」
「んん……では当人に決めてもらうか」
 お願いは竜と獅子のほうが難しそうな雰囲気だけど、どうしよう。

 山羊と蛇の願いを聞く→19≫
 竜と獅子の願いを聞く→3≫
 どちらも断る→14≫
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