黒羊ユク
11507文字
Public 一次創作
 

きどうこーど くだらないはなし

 これは どこかの ひとりぼっち へ むけた おんせい の ろくおん である


■-はちこめ の はなし
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こんかい はなすのは
おれの つれ に ついて

いままで いくつか はなしを したが
つれに ついては なにも
はなして いなかったと おもう

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だまっていた わけでもなく
つれが えんりょして いたんだが
こんかい きょかが でたから
すなおな きもちで はなせるだろうな

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はじめに
おれの からだは もう しんでいる
とある やつの おんねんが
おれの からだを このよに しばった

そいつは ほんとうに やさしくて
おれが たぶん はじめて
あいした やつだった

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あいつは やさしいから
おれのことを おもってくれたんだろう
おんねんに のみこまれた わけ は
おれが めのまえで ころされたことだ

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おれは けっして
ただしい やつじゃない
むしろ あくにんだ
ひとをおそって ものをぬすんで
いきながらえていた

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けれど あいつには ばれていたんだ
おれがそれを いやだと おもって
ずっと からっぽな いきかたを
していたことが つたわっていた

あいつは やさしくて かしこかった

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あいつは おんねんで くずれるまえ
じぶんを のろっていた じぶんを
きりはなした

そいつは まえから そんざいしていて
あいつが じぶんじしんを みとめて
すきになれたとき きれいになった
すくわれた のろいの ぶぶん だ

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つよくはない そんざいで
あいつの うちがわで ねむっていた
そいつを まきこみたく なくて
たたきおこして にがした

つれは そうして そとにでてきた

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つれは あいつに よくにている
おれがであったとき あいつは
ぼろぼろだった けれど
きっと もとは おなじように
きれいだったんだろう

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つれは いつか おれにいった

   きっと あなたは
   あのこを ずっと ずっと
   わすれてくれないでしょうね

とんだ おせっかいだと
あきれて そして さみしそうに いった

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あいつと つれを いっしょに
するわけじゃ ないが
つれも やさしいやつだ

あいつを わすれられない おれを
じぶんの きもちに ようやく
きづけた おれを
やさしく ささえて くれている

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つれと いっしょに いると
いままで かんじとれなかった
つらい きもちと
かなしい きもちと
さみしい きもちが
すなおに みえてくる きがする

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これから
おれも つれも どこにいくのかは
わからないが
これからに すこし きたいしている

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ゆきばの ない おれたちは
どこに いくのも じゆうだから
きっと なにかと であうだろう
いいもの わるいもの
たくさんのものと であうだろう

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これを きいている あんたは
わるいものとは であわないほうがいい
そうおもうかも しれない

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けれど このせかいに
わるいものが なければ
いいものも ないし
ものごとに たいしての
ありがたみも ない

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なんでも くらべよう とは
おもわないが
いいものを たいせつにして
わるいものを かなしむ
そういう くらべかたは
ものごとを たいせつに できると
おれは おもう

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これは ほとんど あいつと つれの
うけうり だろうから
おれが いっても あまり
せっとくりょくは ないな

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