ザックスが意識を失う瞬間を見るのは何よりも恐ろしかった。クラウドは同じ様にして、ついさっきまで生きていた彼が突然命を奪われる姿を見ていたからだ。まだ意識をはっきり取り戻す前の出来事だったはずなのに、クラウドの網膜と記憶にその光景は焼き付けられていた。
自分の寝室に運んだ彼の脈と呼吸を確かめて、彼が死んでいないと安心する。だが彼はこの四年間、意識を失ったまま眠り続けていたのだ。もしもまた、彼が自分の呼びかけに答えない状態が続いたら。ベッドの横の椅子に腰かけたクラウドの身体はカタカタと小さく震えていた。
遂に日が昇り、待つだけでは耐えられなくなり、クラウドはタークスのツォンへと電話を入れた。身体検査から戻ったザックスが突然気を失った、しかも精神が不安定になっているようだった、彼に一体何をしたと詰ったが、何も知らない、の一点張りだ。それどころか、彼がジェノバ細胞に支配されている可能性があるのでは、とまで言われた。クラスファーストにまでなったザックスの精神が、ジェノバに取り込まれるほど弱いはずがない。彼は自分とは違う。それ以上話しても埒が明かないと、クラウドは通話を切ってザックスの元へ戻った。
クラウドは彼が再び目覚めるまで、一睡もできなかった。日がすっかり上り、カーテンの隙間から白んだ朝の光が差し込んでいた。それだけの時間が経過してようやく、閉じられていた彼の瞳が薄く開き、青い双眸が天井を見つめた。意識を取り戻したザックスに自分の名前を呼ばれてから、クラウドはようやく心が凪いでいった。
ベッドの上に座ったまま、彼は気まずそうにクラウドから顔を反らした。
「……昨日は、ごめん。あんな、無理矢理して」
クラウドが沈痛な表情で首を振る。彼を傷つけて、追い詰めてしまったのは自分だ。不安をぶつける相手が自分しかおらず、他に心を宥める方法が分からなかったのだ。永い眠りから目が覚めて、世界はすっかり変り果て、彼はどんなに戸惑っただろう。今までの彼が昔のように振る舞ってくれていたことがむしろ奇跡と言ってよかった。
ザックスはブランケットを固く握り締めながら眉を顰めた。
「お前がティファに抱き締められているのを見た瞬間、息ができなくなった。ティファに嫉妬した、んだろうな。クラウドを俺以外の人間に触られるのが耐えられなかった」
罪悪感と戸惑いに苛まれて、ザックスはまたずきりと強い頭痛に襲われた。彼と二人で旅をしていたときは何も感じなかったのに。エッジに戻るまでは、再会できた彼と愛し合い、ただ幸せな時間だけが流れていた。
……いや、一度だけ似たような経験がある。彼が、自分以外の男に抱かれていたと知ったときだ。彼に触れていいのは自分だけ、彼の身体も心も全て自分のものだと、強い衝動に囚われて彼を犯した。身体の内側から湧き上がる、黒い炎のような感情。クラウドに触れようとする全ての存在を焼き尽くすまで収まりそうにない、呪いにも似た激情が、自分の中に潜んでいる。
ザックスは頭を押さえながら苦悶の表情を浮かべた。
「俺、どこかおかしい。お前が大好きなのに、傷つけるなんて。こういう気持ちになったの、昨日が初めてじゃないんだ。クラウドが俺以外の人間を見るのが耐えられない。ティファに感じたのも、嫉妬なんて可愛いもんじゃなかった」
それ以上を口にするのは躊躇われるといった様子で、ザックスは黙り込んでしまう。言葉にして認めてしまうと、ますますその感情に自分を支配されてしまいそうだった。
クラウドはじわじわと不安の芽が胸に育っていくのを感じていた。ザックスだけでなく、クラウドも彼の様子が普通ではないと心の奥底で気付いていた。
ザックスはそもそも優しい人なのだ。命を懸けて、意識を失っている人間を庇ってしまう程に。彼が恋人には独占欲の強い人間だとしても、昨日のように乱暴な行為をする人ではない。何かが彼の身に起きていると、認めざるを得なかった。
クラウドの反応を見て、ザックスは確信を得た気分になった。彼も自分がおかしいと気付いていたのだ。
自分の身に何が起きているのか知りたい。ザックスが信じられるのはクラウドだけだ。黙り込むクラウドへと、ザックスは縋るような目つきで問いかけた。
「……なあ、昨日の夜さ、ティファと話してたろ。ゴンガガまで行って確かめたって、なんの話だ?お前、俺にソルジャー失踪事件のこと聞いてきたけど、それと関係あるのか?」
クラウドは返事に窮した。彼がジェノバ細胞の生み出したコピーではないかと疑っていた、などと伝えたら、ますます彼を追い詰めてしまうのではないか。彼がこれ以上自分を見失うようなことを不用意に伝えたくない。
クラウドは何でもない風を装って首を振った。
「ソルジャー失踪事件は、ツォンから前に話を聞いて気になっていたんだ。俺が魔晄中毒で意識が無い間、ザックスは一人で戦っていたんだろう。ザックスと一緒にゴンガガまで行ったから、思い出しただけだ」
そう嘯くと、クラウドはザックスの感情を波立てないよう穏やかに笑った。
「ザックス、俺となんでも屋をやるって言ってくれただろう。その気持ちがまだ変わらないのか知りたかったんだ。ザックスには帰る場所があるから、もしかしたらゴンガガで両親と一緒に暮らす方が幸せなんじゃないかって思っていた。でも、ザックスは俺と一緒にエッジに帰ってきてくれた」
クラウドが椅子から立ち上がる。ベッドに膝を付いて、ザックスを抱き締めた。これ以上に大切な人はいない、とでも言うように。
「ミッドガルの作戦が終わったら、皆にザックスのことを紹介したい。俺の大切な人だって」
「クラウド……」
彼の薄い背中を抱き締め返しながら思う。ザックスはクラウドに愛情を注がれれば注がれるほど、深い悔恨の念が生まれた。昨日あんなに酷いことをしたのに、彼はまだ自分の傍に居てくれる。何があっても彼のことだけは離したくない。自分がどうであるかよりも、今は、彼を失うのが何よりも恐ろしい。
「降りて朝食にしよう。そろそろ皆起きる頃だ」
クラウドがぽんとザックスの背中を叩いて言った。昨夜、自分の身に何事もなかったかのように、優しい口ぶりだった。
ザックスが頭を上げて彼と顔を見合わせる。カーテンから漏れる光に照らされてようやく気付いた。クラウドの元から白い顔はますます真っ青になっており、星の光の色をした瞳は疲労で濁っている。目が覚めた時、クラウドは椅子に座って自分を見守っていた。まさか昨夜のことがあって、一睡もしていないのではないだろうか。
「クラウド、少し寝た方がいい」
ザックスが心配してそう声をかけたが、クラウドは彼の腕から逃れてベッドから降りていく。カーテンを開け放ち、部屋に眩しい太陽の光を取り入れた。
「俺は大丈夫だ。ザックスのことをちゃんと家族に紹介したい。それに、今日は俺が神羅の生体検査を受けないと。明日からは作戦が始まる」
部屋が明るくなって初めて、ザックスは自分がどこで寝ていたのかを知った。窓からエッジの無機質な街並みが見える。セブンスヘブンの二階にある部屋の一つだった。
クラウドの寝室のようだが、仕事部屋も兼ねているのだろう、書類の積み上げられたテーブルの上には、仕事用らしき電話機が置かれている。そのテーブルとベッド以外には何もない簡素な部屋だ。
部屋に一つしかないベッドを自分に使わせてくれたのだろう。クラウドが眠らずにいた理由が分かり、ザックスは憂いた溜息を吐いた。彼を強引に犯したような男にここまで尽くすなど。彼の優しさはむしろ痛々しく感じた。
二人は揃って一階に降りていった。既に目を覚ましていたティファが、家族の朝食を用意しているところだった。二人の姿を認めて、おはようと笑顔で声をかけている。いつもはアーモンドの形に美しく開いている彼女の目が、今朝は少しだけ腫れていた。
「何か手伝うか?」
クラウドが声をかけると、ティファは卵をフライパンに割り入れながらうんと頷いた。
「コップとフォーク、人数分出しておいて。マリンとデンゼルはミルクね。私はオレンジジュース。二人も好きなの飲んで。冷蔵庫にあるから」
いつも子どもたちに同じような指示を出しているのだろう。慣れた様子で朝食の準備を整えるティファに、ザックスは感心したような声を上げた。
「ティファ、しっかりしてるんだな。俺が知ってるティファはまだ女の子って感じだったのに」
ザックスは食器棚からグラスを取り出し、彼女に言われた通りの飲み物を注いだ。ティファがあははと笑ってそれに応える。
「子供が三人いるようなものだから。一人くらい大人がいないと」
含み笑いの表情でザックスがちらとクラウドの後ろ姿を見やった。
「なるほどね。安心しろよ!俺はちゃんと大人だから」
「どうだろ」
くすりと笑って、ティファは焼き上がった目玉焼きをヘラで切り分けた。五つの黄色い太陽のような卵に塩と胡椒を振りかけて、皿に一つずつ盛り付けている。トースターに入れられていたパンも焼き上がった。朝食の準備は整ったようだ。
二人のやり取りを聞いていたクラウドは、ほっとしたように笑みを浮かべた。自分の不安は杞憂だったのかもしれない。ザックスもティファも、昨日の夜のクラウドとのやりとりがなかったかのように振る舞っている。努めてそうしているのかもしれないが、少なくとも今は彼らの心配をする必要はなさそうだった。
クラウドは店のテーブルを動かして、五人が座れるように配置した。そうしている内に、まだ眠そうなマリンとデンゼルが二階から降りてきた。
「あれ、ザックス?」
カウンターの中にいる体格の良い男の姿に気付いて、デンゼルが声を上げた。
「誰?」
マリンも気づいてデンゼルに尋ねる。デンゼルはザックスと面識があったが、マリンはこれが初対面だった。
クラウドはダイナーで椅子を運びながら、階段で立ち止まる二人に声をかけた。
「全員テーブルに揃ってから紹介する。フォークを持ってきてくれ。五人分だぞ。いつもより二本多く用意してくれ」
「はーい」
グラスを運ぶザックスをじいと見つめていたマリンが、クラウドに呼びかけられてそう返事をした。デンゼルはクラウドを手伝って、つなげられたテーブルの周りに椅子を運んだ。ザックスがそれに合わせてグラスを置き、ティファも食事を並べる。フォークを持ったマリンが戻ってくると、五人はそれぞれ椅子に座って食卓を囲んだ。
ティファが着席した皆を見回して、嬉しそうに微笑んだ。
「こんなに賑やかなの、久しぶりだね」
クラウドも感慨深そうにティファと子供たちの顔を眺めた。数か月前まではこれが当たり前だったのに、今では失い難い光景に見える。二度と戻れないと思っていたので、微笑みながら談笑する彼らを見ていると夢の中にいる気分だった。
隣に座ったザックスが、デンゼルと視線を交わしてにっと笑う。
「よっ、デンゼル。元気にしてたか?」
「うん。俺もマリンもティファも元気だよ。ザックスがクラウドを連れて帰ってきてくれたの?」
デンゼルの瞳は朝日に照らされる湖の水面のようにきらきらと輝いていた。彼にはザックスがずっと姿を眩ましていた家族を見つけ出してくれた英雄に見えていた。
ザックスが初めてセブンスヘブンを訪ねた時、デンゼルは彼にクラウドのことを相談した。どうしたら彼は家に帰ってくるのだろう、彼は自分達が嫌いなのだろうか、と。初対面の彼に聞いても仕方がないことだとは思ったが、誰にも言えなかった悩みをザックスは真摯に聞いてくれた。そして、自分のことをこんなに思ってくれている奴をクラウドが嫌いになるはずがない、とザックスは応えてくれた。その言葉にどれほど心が慰められたか。
ザックスは彼の憧憬の滲む視線を真っ直ぐに受け止めることができなかった。初めて彼と会って話したときとは全く違う感情が胸に巣食っている。彼に子供らしい純粋な好意を抱かれていることが後ろめたかった。クラウドを家族の元に帰すことを受け入れ難いと思ってしまった自分は、彼から感謝されるのにふさわしくない人間だ。
「クラウドが家族と一緒に暮らしたいって、俺に打ち明けたんだ。決めたのはクラウドだよ」
デンゼルの視線から逃れるように、ザックスは苦い笑いと共に俯いた。
「でも、その後押しをしてくれたのはザックスだ」
クラウドが隣に座るザックスへと眩しそうな目を向けている。ザックスはどうしようもなく居た堪れない気持ちになった。
彼の大切な人たちを、自分は同じように愛せないかもしれない。ティファだけでなく、マリンもデンゼルも。彼らがクラウドの家族でなければきっと良い関係を築くことが出来ただろう。だが彼らがクラウドにとって大切な人という一点が、それをザックスにとって酷く難しいことにしてしまっていた。こんな感情を人に抱いたのは初めてだ。自分にとってそれほどまでに、クラウドという存在が重要なのかもしれない。
クラウドはマリンとデンゼルを見つめて言った。
「今日から俺だけじゃなくて、ザックスもここで一緒に暮らしていいか。ザックスは俺の大切な人、……恋人、なんだ」
それを聞いて、マリンは咄嗟にティファの方へと視線を向けた。一番彼女と長く一緒にいたマリンは、ティファの気持ちを知っていたからだ。同居に関しては、自分よりもティファの返事の方が気がかりだった。
ティファはずっとクラウドを待っていたのに、クラウドは別の人を連れてきて、彼を恋人だという。クラウドが選んだ人だというのは分かるが、すんなりと受け入れるのは難しかった。
ティファは静かにクラウドとザックスを見つめている。瞼が少し腫れていた。マリンの視線に気づいて、ティファは彼女へと穏やかな笑みを向けた。
「昨日、クラウドと話したの。家族が増えるの、私は嬉しいな。私の家族はもう、ここにしかいないから」
ティファの言葉を聞いて、マリンは彼女を支持するように頷いた。彼女が受け入れられるのなら、確かに家族が増えるのは嬉しいことだ。
初めはバレットとティファ、それからクラウド、更にデンゼルと、マリンの家族は時が経つにつれて少しずつ増えていった。初めの内はぶつかったりすれ違ったりするが、一緒に暮らす時間が長くなってくると、お互いがかけがえのない存在になっていく。マリンにとって家族とは、血の繋がった人というよりも、ずっと一緒にいたいと思える大切な人のことだった。
デンゼルが家にやってきたときのように、ザックスが家族に加わる。クラウドが選び、デンゼルが慕っていて、ティファが認めた人。一体どんな人なのだろうか、という興味が湧いてきた。
「よろしく、ザックス」
マリンはザックスへと愛らしい笑みを向けた。ザックスも目を細めながら笑ってそれに応えた。
「ありがとう。よろしくな、マリン」
「デンゼルもいいか?」
クラウドに水を向けられ、突然の告白に驚いて絶句していたデンゼルもこくこくと頷いた。
「うん、もちろん。ザックス、また色々ソルジャーの話聞かせてよ」
ザックスがデンゼルの方へと身を乗り出して応えた。
「任せろ。なんなら剣の使い方も教えてやるよ」
「ほんとに!?」
気色ばむデンゼルを椅子に座らせて、ティファはぱんと手を叩いた。
「おしゃべりは後。そろそろご飯食べないと、パンも卵も冷めるよ」
ティファにせっつかれて、マリンもデンゼルも慌ててフォークを掴み食事を始めた。クラウドとザックスもそれに倣い、ティファの作った朝食を口に運ぶ。
さすが、ダイニングバーの主人が作っただけあり、一見簡素に見えるが味付けも火加減も絶妙だった。ザックスは声を上げてうまいと喜んだ。でしょう、と誇らしげなのはマリンだ。デンゼルもザックスの反応を見て嬉しそうに笑っている。
子どもたちとザックスのやり取りに、ティファが照れながらおおげさ、と零した。彼らを見ていると、やはりもう一人子どもが増えたとしか思えなかった。
会話には参加せず、一人もくもくと食事を取るクラウドへとティファが声をかけた。
「朝ご飯食べたら買い出しお願いしていい?」
クラウドは卵の黄身をパンで崩しながら答えた。
「ああ、構わない。何が必要なんだ」
「メモするからちょっと待って。あのね、出来たらカームまで行って欲しいんだけど、時間大丈夫かな。お酒と香辛料、あっちの方が安いんだ」
カームと聞いて、クラウドは少し困ったように眉を寄せた。
「それは厳しいな。今日は昼から神羅で生体検査を受けないといけないんだ」
「そっか……。じゃあエッジで補充しないと」
ザックスは二人のやり取りをぼんやりとした目で眺めていた。ずっと離れて暮らしていたと言っていた割に、まるで昨日までここで一緒に寝泊まりしていたかのように馴染んでいる。これが家族である証なのだろう。クラウドが泣いて、家族と一緒に暮らしたいと言っていた姿を思い出す。あんなに必死になって渇望するまでもなく、初めから彼の手の内に在った幸せなのではないだろうか。
「とりあえず直ぐ無くなりそうなものだけピックアップしておくね。いつ頃ならカームまで足を延ばせそう?」
「分からない。あっちの仕事がいつ頃終わるかまだ検討もつかないから」
クラウドのいう仕事は、神羅に依頼されたモンスター退治のことだ。ミッドガルからモンスターを一掃するまでだとしたら、どれほどの期間を要するか見当もつかなかった。
彼の返事にティファが肩を落とした。
「仕方ないか。クラウドもやることあるしね。私もそろそろ足が欲しいな」
子供たちは二人のやり取りを心配そうな面持ちで見守っている。デンゼルは少し悔しそうだ。
ティファに救い船を出したのはザックスだった。
「俺が買い出し行ってこようか?クラウドのバイク、俺なら乗れるし」
ぱっと明るくなった顔を上げて、ティファはザックスを見やった。
「ほんとに?でも、いいの?ザックスもやることあるんじゃない?」
「今のとこ、なんでも屋は休業中。任せろって。カームなら兵士だった頃によく行ってたから、道も分かるし街も知ってる」
「悪い、ザックス。助かるよ」
クラウドが気の毒そうに言うのを、ザックスは笑って手を掲げながら制した。
「良いって。これからは俺も店の手伝いするから、ティファも遠慮なく言ってくれ」
「ありがとう」
ティファが顔を綻ばせてザックスを見つめた。
優しい人だ。クラウドがずっと彼を慕っていた理由が分かる気がした。彼に対して一方的に苦手意識を抱きそうになっていた自分が恥ずかしくなる。これからは彼も家族になるのだから、ちゃんと打ち解けていかなくては。
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