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九夏
2014-10-30 00:08:38
2049文字
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1時間でほのうみ(途中まで)
そわそわ。そわそわ。
隣で母と話している穂乃果は、時折ちらちらと私に視線を走らせるものだから、私は気が気じゃありません。
穂乃果のそわそわが伝わったかの如く、私も段々と落ち着きがなくなってしまいます。
二人の話にはい、はい、と相槌を打ちながら穂乃果を時折見て、二人して目が合っては慌てて会話を盛り立てようとして。
「あら、もうこんな時間。きぃちゃんにお電話する約束がありますから、私はここで失礼しますね」
「そ、そうだったのですか。すみません約束のお邪魔をして
……
」
立ち上がる母に私が言うと、母は袖で笑む口元を隠してからかう様に言うのです。
「ふふ、こちらこそお邪魔みたいですからね」
「えっ!?」
「っ!?」
穂乃果が顔を真っ赤にして声を上げ驚き、私は”お邪魔”の意味に赤面して声も出ず。
母は私達の様子に満足げにころころと笑うと、最後にこう付け加えて電話に行ってしまいました。
「穂乃果ちゃん、海未さん。明日の朝御飯の支度は気にせずに、のんびりと寝ていて良いですからね」
そんな台詞を言われてしまっては、私達はもう茹で上がったかの様に顔を真っ赤にして、しばらく硬直するしかありません。
母に穂乃果との関係を咎められないのは幸いですが、こうも、その
……
夜の事まで把握され、しかも応援されているのは如何なものなのかと
……
。
ぐるぐる回る思考に、考える頭が熱で蒸発してしまうのではと言う頃合いに、先に正気へと戻った穂乃果が肩を揺すってきました。
「海未ちゃん、うーみちゃん!」
「えっ!?あっ、ほ、穂乃果
……
そ、その
……
」
「あ、あんまりおばさんの言う事考えるの止めとこ!そうしないと
……
折角の二人きりの時間、短くなっちゃうし」
「あ
……
」
穂乃果は私の手を握り、真っ直ぐじっと見つめてきます。
何かをねだるその表情が可愛くて。私は手を握り返し、愛しい彼女の名を呼ぶのです。
「穂乃果
……
」
「海未ちゃん、ここでぼーっとしてたって時間勿体ないよ。
……
それとも、海未ちゃんは今日いちゃいちゃしなくて良い?」
「!そ、そんな事は
……
!」
穂乃果が拗ねた風に言ってしまうものですから、私は慌てて両手で穂乃果の手をぎゅっと包み込むと、震える喉で何とか声を出しました。
「わ、私も
……
したいです。穂乃果と
……
二人きりで、い、いちゃ、いちゃ
……
」
最後の方はもう掠れきっていましたが。穂乃果には私の想いが伝わった様子で、目をきらきらと輝かせて興奮気味に迫ってきます。
「海未ちゃん!じゃあ早くしよ!ね!」
「だ、駄目ですこんな所では!へ、部屋に行ってから
……
」
「あっ、そうだね!分かった!じゃあ早く海未ちゃんの部屋までレッツゴー!」
「あっ、穂乃果!?そんなに手を引っ張らないで下さい
……
!」
私の言葉にも勢いが止まらない穂乃果は、私の手を引きぐいぐいと力強く私の部屋へと突き進んでいき。
私は後ろから見るその姿が頼もしく、大好きな彼女の勢いと熱が私を離してくれない事に喜びを感じながら、遅れまいと足を速めたのでした。
部屋に着き襖を閉めると。前だけを見ていた穂乃果がようやく振り向いて、私を見つめてくれます。
その瞳には二人きりになれた喜びと、これから始まる二人の時間への期待の色が強く出ていて。
「穂乃果
……
」
「海未ちゃん
……
んっ」
先に彼女の肩を抱いてキスを落としたのは、私。
目を見開いて驚く穂乃果に構わず、啄む様なキスを何度も落とし、名前を呼びました。
「
……
はっ
……
穂乃果、穂乃果
……
」
「んっ、ん
……
海未ちゃん
……
海未ちゃんばっかり、ずる、んっ」
キスをしたがる穂乃果を制して、抗議の声で開いた唇に舌を潜り込ませて。
穂乃果がリードを取ると、ずっと一方的に好きにされてしまう為、少し強引だと思いながらも私は穂乃果の咥内で懸命に舌を動かし、穂乃果の中を探ります。
穂乃果に、彼女の好きにされるのも好きなのですが
……
。
「
……
っ
……
んんっ
……
!」
「ん
……
?
……
はっ
……
。苦しかったですか?」
「んっ
……
うん
……
」
私の背に腕を回し、大人しくキスを受け入れていた穂乃果が背を叩いてきたので、名残惜しいですが顔を離し穂乃果の様子を伺ってみれば。
頬を赤く染めて、先程までの勢いなどすっかり影も形もなくなった大人しい穂乃果は可愛く
……
。
私がもう一度顔を寄せようとすると、手の平でぐいと顔を押しのけられてしまいました。
「も、もー!海未ちゃん、さっきまでの可愛い海未ちゃんはどこに行っちゃったの!穂乃果がリードする気満々だったのに
……
」
「可愛い穂乃果の姿を見て、どこかに飛んでいってしまった様です」
「ふ、ふふっ!もー海未ちゃんそう言うのずるいよー!」
「ふふ、そうですか?」
私と穂乃果は笑い合って、ちゅ、ちゅ、と交互に顔中にキスを落としていきます。
* * * * *
大体一時間でこんな感じです。
また時間ある時に仕上げる予定。
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