Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
伊坂
Public
TGM
Clear cache
I will never forgive you(アイマヴェ)
アイマヴェ許さんっていうアメリア。短い。
ほらね。やっぱり。私わかってたよ。二人はまた同じ結末になるって。二人はまたうまくいかないって。だって私の知ってるマーヴェリックは、最初からずっと、危ない人だった。ママじゃない人のことばかり考えてて、なのになんでママは優しくちゃうのって。
ママは諦めて気づかないふりをしてる。それか、もう、軍人なんてものはそういう種族なんだと思って許してしまってる。なんかホモソーシャル? だよね。結局お互いしか見えてない感じ。マーヴとアイスさんの関係って、すごくお互いに酔ってるかんじ。友情にせよ愛情にせよ、ママをのけものにして傷つけて
……
。なのになんで許しちゃうの、ママ。
マーヴェリックのことは好き。マーヴェリックを嫌うだなんて自分にも難しい。何かしてあげたくなるような。優しくしたいような。困らせたいような。そこにいるだけで誰もがそんな気分になる人を、アメリアはマーヴェリックしか知らない。しかも性質が悪いことに、マーヴェリック自身にはそうした自覚が薄い。自分が、他人を高揚させる性質の人間であることに、マーヴェリックは無関心だ。彼という人間がもつ境界線。彼を包む、薄い薄い大気。
一緒にいすぎると、時々、胸が苦しくなるのは、マーヴェリックが薄い大気に包まれて生きているひとだからなのだ。自分「なんか」という薄い大気。輝くような自信と、常に隣り合わせにある「許せなさ」。僕は一人でいた方がいいという決然さがマーヴェリックにはあって、でも、今度こそママとマーヴェリックは結ばれるんだと、自分も少し期待した。期待したのに。
平気そうな顔をしながら、ママはやっぱり傷ついていて、アメリアはルースターの隣で少しだけ泣いた。気づけばマーヴェリックはぽつぽつとしか姿を見せなくなっていて、ママはマーヴェリックの恋人じゃなくなっていた。ママは友達の一人になり、マーヴェリックはアイスさんのそばへと戻ってしまっていた。アイスさんが一命を取り留めて、大将に復帰して本当に良かったけど!
私、わかってたよ。マーヴェリックはまた、どこかへ行ってしまうって。自分を飛ばしてくれる人のところへ。空気が薄くても大丈夫なひとのそばへ。正しく自分の境界を撫でてくれる人のそばへ。はぁ、ほんと失礼しちゃう! ママが許しても、私は絶対マーヴを許さない。ねえ、天国のおじいちゃん。おじいちゃんに代わって、私がちゃんとマーヴを許さないからね!
波箱はここから
スタンプや反応もらえると嬉しいです
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内