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白夜
2013-11-18 22:59:21
1184文字
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強竜
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喜楽でいちゃらぶ
「あー、もう!寒いわー!」
木枯らしがビュウビュウ吹いて、すっかり寒くなった黄金の地から寒い寒いと縮こまりながら氷結城へと喜びの戦騎は帰って来た。
寒さで身体はわずかにだがカタカタと震えている。
早く暖かい部屋へと入りたいと少し小走りで楽しみの密偵が待っている部屋へと向かって行く。
「おかえりなさーい!」
その中で、キャンデリラが部屋へと着く前に上司の帰りに気付いた楽しみの密偵は部屋から出て来てすぐにキャンデリラに駆け寄っていく。
「あら、ラッキューロ!ただいまー!出迎えありがとね」
ニッコリと屈託ない笑みを向けて駆け寄ってくるラッキューロをいつもの調子で抱きしめる。
ギュッと抱きしめると先程までお菓子のでも食べていたのであろう。ふわりと甘い匂いがキャンデリラの鼻をくすぐった。
それと同時に冷えた身体にラッキューロの高めの体温がじわりとしみてくる。いつなら挨拶程度の軽いハグで終わらせるのだが、その体温から離れがたくギュッとラッキューロのことを抱き締めた。
それの反対にラッキューロは抱き締めてきたキャンデリラのすっかり冷えてしまっていることを感じる。少しでも温かくなるように!と思いを込めながら背中にまわした手で背中を擦った。
しかし、普段は軽いハグ程度ですぐに放されるのに今回はなかなか放してこない。
「きゃ、キャンデリラさ、ま
……
?」
そのことに照れを感じて若干頬を染めながら少し困惑した口調でキャンデリラの名前を呼ぶ。
そんなラッキューロの様子に気付いて、可愛いわぁ、とクスクスと笑う。
「ラッキューロって体温高かったのねぇ。あったかいわ」
そう言って、ギュッと抱きしめている腕に力をいれると、ラッキューロも背中にまわしていた腕に力が入る。
「キャンデリラさま、すごく冷たいッスね」
触れるキャンデリラの身体は今まで寒い所へと出かけていたせいか、つい先程まで暖かい部屋でコタツの中に入っていたラッキューロの体温をじわじわと奪っていっている。
思わず寒いと感じて、身震いをしてしまう。
触れ合っている部分からその震えは伝わり、キャンデリラはラッキューロから身体を離して、そっと手を取る。
「このままじゃラッキューロも冷えちゃうわね。早く部屋に戻って一緒にコタツに入りましょ」
「はーい!!あ、そうだ!!美味しいお菓子一緒に食べようと思ってとってあるんスよぉ!!」
「あら!そうなの!じゃあ、一緒に食べましょ!」
キャッキャッ、と楽しそうな声が廊下に響く。
キャンデリラとラッキューロの手はしっかりと繋がれている。そして、二人とも軽いリズムで歩きながら冷えた身体を温めて甘いお菓子を食べるためにとても温もっている部屋へと入っていった。
喜楽でいちゃいちゃ(20131115)
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