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白夜
2013-10-13 21:32:06
1284文字
Public
強竜
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ブレイブ33後の喜怒哀楽
「ねぇねぇ、キャンデリラちゃーん」
「あら、アイガロンどうしたの?」
ラッキューロの用意した炬燵に入ってキャンデリラは自分の爪のお手入れ、そしてラッキューロはそれのお手伝いをしていた時だった。アイガロンが上機嫌で少し高めの声を出しながらやってきた。ラッキューロはアイガロンが手に持っているものを見てその目的を理解する。
ごそごそと空いている場所に入ってくるアイガロンの手にはデーボ・アキダモンネと共に秘石を奪いに行った時にラッキューロが撮った写真だ。
「なあなあこれ見てくれよォ」
そう言って炬燵の上に写真を並べるアイガロンの表情を見て、思わず恋する女の子みたいな顔しちゃってぇ、と思ってしまう。
「あら、上手く撮れてるじゃなあい!」
「これボクが撮ったんスよー!」
「そうなの?なら今度私も綺麗に撮ってもらおうかしら」
「もちろん任せて下さいヨ!」
「ちょっとォ、写真の撮られ方じゃなくて!オレ様のことどう思うー?」
「え、アイガロン?とーっても、か
――
」
「おいこら、てめぇら仕事の時にこんなもん撮って何やってんだ!腹立たしいぜ!」
キャンデリラの言葉を塞ぐように発せられた怒鳴り声。
広間の入口には任務帰りでおそらくカオスを探しているのであろうドゴルドが仁王立ちで三人を睨み付けていた。
せっかく良い所なのにッ!と文句を言うアイガロンと呑気におかえりなさーいとドゴルドを迎えるラッキューロ。
「あらあらー、ドゴルド!キープスマイリングよ!そうよ、せっかくかっこいいんだから、ドゴルドも撮ってもらえば良いじゃない!」
「カッ!馬鹿馬鹿しい!」
カオスがいないことを確認したドゴルドは鼻で笑いキャンデリラたちに背を向けて広間から去って行く。そんな中で小さくアイガロンがえっと小さく声を上げたのをラッキューロは聞き逃さなかった。
チラリと声のした方を見ると今にも泣きそうなアイガロンの姿。
「ねえ、ドゴルドがかっこいいってどういうことなわけなのよォ!?オレ様は!?ねぇ、オレ様はー!!」
「えー、アイガロンはかっこいいと言うよりも、可愛いっていう方があってるわよー。特に!このピースしてるアイガロン可愛いと思うわ」
「ふぇ
……
、ふぇえええええ、キャンデリラちゃんのバカ、バカー!!!!」
そう言ってキャハハ、と能天気に口に手を当てて笑うキャンデリラに対して滝のように涙を流しながら立ち去っていくアイガロンを少しながら不憫に感じながらラッキューロはため息を吐いた。
「アイガロン
……
どうちゃったのかしら
……
?」
「男心は複雑なんすよ
……
」
「じゃあ、ラッキューロも?」
「うーん
……
ボクはそんなに」
「あらあら、キープスマイリングよ!」
本当は男心の前に“恋する”という言葉を付けたかったがそれは言葉にすることなく呑み込んだ。そして、返答に困ったように笑うラッキューロに対していつもの明るい笑みを浮かべながらギュッと抱きしめてくる。キャンデリラの腕の中で、アイガロンの恋心も受難だなぁ、と密かにラッキューロは苦笑したのだった。
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