エディ
2018-12-22 01:28:04
7593文字
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ラメオナ02

全年齢

01.(前作)





「綺麗だ」
 その男は、度々そんなことを言った。
 男の手によって施された化粧に、男の目によって選ばれた服を纏って、男の所有するステージへ上る。
 光が、熱が、全身を刺す。身体の内から這い上がる昂揚と恐怖に、マイクを持つ手のひらが震える。その白いストレッチサテンに、黒いなめし革が重なる。

「行っておいで、オレの歌姫」

 ──さぁ、モンロー・ラメ男の初ステージだ!
 背中を押され、ヒールを鳴らしたその上で俺は。生まれて初めて、本当の私になれた。




02.melodyA




 その男は、名をカラマツと言った。
 名を尋ねられた俺も、唐松だと答えた。

「運命だと思わないか?」
 濃い睫毛の内側にたたずむロイヤルブルーを真っ直ぐに向けられた俺は、その色香に一瞬息を止める。
「そうか? まぁ、そう多い名前ではないが」
「いいや、これは運命だ」
 ひと目で異国の血を思わせるその瞳は、まるで毒のようだと思った。吸い込まれて離せない。けれど嫌悪はまるでない。
 楽しくて仕方がないと語る目は俺の読み間違いではないようで、側近と思われる男はへの字に曲げた口を解くやいなや「またか。お前」と溜息を零す。
「あのなぁ、そう容易く何でも拾ってくるなって、僕ずっと言ってるよね。なんで分かんないかな」
「そう言うなチョロ松。彼──いや、彼女は本物だ。オレの目と耳と勘に間違いがないのはお前も知っているだろう?」
「ええ。それが三割程度しか働かない大層ポンコツな視力聴力洞察力なことくらい知っていますとも」
「ンンーーー?」
「大体ねえ、カジノの経営だってそんなに順調じゃないのにキャバレーなんか作ったかと思えば、今度は何? 男の新入り? 勘弁してよ」
「ちょっ、ちょっと、ちょっと待ってくれウェイト」
「彼女の歌はいいぞ、それにこんなにも綺麗だ」
「日本進出だ! なんて無理してこんな一等地にかまえちゃってさ、土地代だけでどれだけ借金したと思っ」
「ウェイトだ!!!」
 勝手に話を飛ばしていく二人に向かって、大きく腕を広げる。だって、何一つ状況が飲み込めないのだから。

 路上に這い蹲っていたところに声を掛けられ、状況を上手く飲み込めないまま引かれる腕について行くと、横付けされた車に押し込められた。大きさこそ普通だが、車に明るくない俺でも分かるほどの高級車だ。
 拉致だ、と青ざめるが、男はドライバーから受け取ったタオルで俺を包むと、まるで母親がそうするように濡れた身体を拭き始めた。自分でやると言っても聞かず為すがままにされていると、左手首の腕時計が半回転することもなく、黒い塊は停車した。
 そうして男に連れられたのは、巨大地下空間。
 ────カジノ施設だった。
 話にだけは聞いていた、東京のどこかにあるというジャパニーズ・カジノ。それが都心のど真ん中にあるだなんて想像もしなかった。
 銀座という地名に劣らない輝きが、内装にも、ゲストにも、そしてその場の空気にさえ溢れている。それに気圧されながらも、あまりの場違いさに、これ以上下がらないほど首の骨を折り曲げた。
「こっちだ」
 俯いたままの俺の背を包み、男の上等な靴だけを見つめて移動する。頭上から「先にシャワーを」という言葉にギクリと肩を強張らせる。全力で首を横に振れば、意外にもあっさりと了承を返された。
 ああ、でも、これからどうなってしまうのだろう。
 不安だけに占められた脳みそは、しかし別室に移動してからものの数分で混乱だけに切り替わったのだ。

「ウェイト、ウェイトだ……君がこのカジノの経営者で、そっちの君はマネージャーなんだな。うん、そこは分かったんだが、……
 カラマツ、と名乗り俺を拉致した男がにっこりと顔を綻ばせ、その隣のマネージャーは気難しそうに眼鏡のフレームを直した。
 完全に素の自分おとこに戻っていて、けれど格好だけは女のままで。二人分の視線が集まることにたじろぐが、剥げた口紅を引き結んで、軽くなった目元に力を入れる。
「カジノとか、キャバレーとか……一体なんなんだ? そもそもカラマツ、と言ったか。俺はあの店をやめる気はないんだが、」
 ひくり。と角度を上げた眉毛に口をつぐむ。けれど、これはそう易々と飲み込んで良い状況ではない。
「いきなり連れ出して、歌姫だって? 君は随分日本語は上手いみたいだが、俺が……あの店がどういうもんか知らないんだろう」
「だが、オレは君の歌に惚れたんだ」
「馬鹿を言うな。昼間はただのリーマン、週末、夜だけの女装家が歌……………ぁ、」
 もしかして。
 今度は食い入るように見つめ返せば、彫りを更に深めるように目元が悪戯に微笑む。
「たった一度だけどな。アルコールも、トークも、お世辞にも一級とは言いいがたいが……ワンコインで何曲でも歌ってくれるものだから、最高の夜になったぜぇ」
 バチンと音が鳴るほどに寄越されたウインクに、喉が詰まった。なるほど。どうやらこの男は以前俺の店に来たことがあるらしい。客の顔を覚えられないようじゃ接客をする資格がないと、店長から散々罵られた過去を思い出し、喉のつかえが大きくなった気がした。
 それを気にも止めず、男は喜色を乗せたままの声で話し続ける。曰く、古い付き合いの友人とともに二丁目には幾度か訪れていたらしい。立場上、格式張った場での食事が多くなるのは必然だ。その友人とだけは赤提灯のかかった居酒屋や、俺達が住まうようなエリアで会談を称した遊びをしていたと言う。
「どちらにしても、次に日本に来たら君を引き抜くつもりだったんだ。店の方から追い出してくれるとはな」
……嬉しそうだな」
「そりゃあ嬉しいさ! オレのためにだけに歌って欲しいとずっと思っていた。昼は会社員と言ったか? それも辞めたって構わない。ああ、もちろん住まいも用意しよう。あの街に未練が残るのは納得するが、ここの方が、」
 ──よっぽど夢を見せてやれるぜ?
 男の声に、腰骨が震えた。夢。夢だなんて。
…………出来すぎてる」
「んん? 家賃の対価はここで歌うこと。それならいいだろう?」
「違う、見合わないじゃないか」
「そうだな。もちろん報酬も出そう」
「だから! 違う! そうじゃない、俺なんかが、ステージに? 女装をして歌を披露して? 金になるわけがない」
 震える声のまま、本音を吐露した。
 確かに、歌うことは好きだ。そして何より、思うままに自分を着飾り、嘘偽りなく生きてみたい。それを叶えられるはずの世界に居たのに、結局自分は夢を見ることさえできなかった。
「スポットライトから外されることにはもう慣れている。今から夢をどうこうしようなんて、考えちゃいない」
 男の強い視線から逃れ、磨かれたタイルを見つめる。濡れたカーディガンの内側で、秒針だけが動いていた。
……──ちっとも分かっていないな」
 呆れを交えた声音に、視線を上げることはできなかった。
「確かに、あのちっぽけな箱の中では窮屈だったろう。君という魅力を一ミリだって引き出せていなかった」
ちょ、……なんだ」
「美しいよ、君は」
 おいで、と誘われたその先は、ステージのすぐ裏だった。化粧台が何台も並び、その中心に衣装を下げたハンガーがずらりと連なる。
 その中から青を中心にドレスを抜き出した男は、俺の腕へいくつも押しつけていく。
「見たところ、君は肌を出すことが苦手と見えるが、コンプレックスでも?」
「それは見ての通り、女を気取るには少々、……
「体格か? それだけが理由であれば、ノープログレムだ。青は嫌いか?」
「いや」
「なら決まりだ。ファッションショーを始めたいところではあるが、とりあえずこいつを着てくれ。──ああ、気にするようならそこにカーテンが」
 にやりと笑った口元に、少し唇を尖らせてから「ここでいい」とドレスを広げた。どこが前身頃か分からないほどの布面積に目を剥く。男の方へ目をやるが、完全に背を向けていて、その紳士さに眉を下げた。
 左脇のコンシールファスナーを引き、ワンピースに身を収めていく。背中が大胆に晒され、空気に触れるとこそばゆい。布が多いと思っていたスカート部分も、腰まで切り込まれたスリットで筋肉質な脚が露出されてしまった。
 着替えの完了を告げるが、振り向いた男の視線を受け止める勇気がなく視線を落とす。濃紺から薄水色に変化するグラデーションは、何千ものスパンコールで彩られていることに気付き、その輝きの強さにますます身体が萎縮した。
「よし、第二工程だ」
 これといった賞賛も、そして罵倒もしなかった男は、ほんの数歩だけ俺をエスコートした。
 パチン。弾けるような音とともに、斜め後ろでいくつもの電球が灯された。クッション性の低い椅子に座らされ、顎を持ち上げられる。
……
 呼吸を、躊躇う距離だった。
 崩れた化粧をシートで拭い、慣れた手つきでスポンジと筆を走らせる。その手際は俺よりも良く、そっと横目に見れば、使ったこともないような彩りのパレットが並べられていた。
 男の視線が注がれる。俺を見つめているけれど、視線は絡まない。
 頬を大ぶりのブラシが撫で、男の指が顎に添えられた。まるで、キスをする直前のように。持ち上げた顎を親指の腹で撫ぜると、最後の仕上げだと呟く。
「どうだい、プリンセス」
 濃厚な口付けを終えたリップブラシが離れていくと、グロスを置いた男の手が、俺の肩を回した。
……────きれい、……
「そうとも」
 満足そうな男の顔が鏡越しに目を細める。その男に肩を包まれているのは、自分ではなかった。自分だとは、思えなかった。
 ウィッグも被っていない短い黒髪だが、その前髪から覗く眉は太く長く整えられている。最近落ちくぼみ始めた目の周りにはたっぷりのラメがまぶされ、瞬きをすれば長い睫毛が空気を揺らした。輪郭を際立たせるシャドーに、濃くも肌に馴染んだチーク。そして、オーバーに塗られた唇がとろりと光を溶かす。
 見たことのない自分の姿に目を奪われていれば、男の手がぐしゃりと短髪を揉んだ。ソフトワックスにより形を変えた髪型は、ブルーのスパンコールドレスと派手なメイクを、一瞬で調和させる。
「すごい、……
「お気に召してくれたか?」
「、だってこんな。おれ、……私、こんな、」
「少し手伝ったまでさ。さて、今度はオレを喜ばせておくれ」
 パチン。鏡台の電気が消えたかと思えば、傍らのステージに二筋の光が射していた。男は、今度は私の腕を引くことはなく、優雅に靴底を鳴らしながらスポットライトの元──グランドピアノに指を添える。
 一音。ステージ袖に響いたピアノは、徐々に音とリズムを増やしていく。誘われるように動いた私のハイヒールが、旋律に音を重ねる。
 そうして観客の居ない、マイクもないステージの中央。スポットライトの中で、背を伸ばす。
「さぁ、……オレのために歌っておくれ」
 男の奏でるピアノがピッチを上げた。それに背を押されるように、大きく、腹に空気を吸い込んだ。


  ◇


「無理よ!!!」
 両手で大袈裟に拒否を示せば、しかし男は片眉を上げて笑った。
「何故だ? 昨晩はたいそう気持ち良さげに声を出してくれたじゃないか」
「誤解を招くような言い方はやめて!」
「オレの高度なテクニックにノったのは事実だろうがな、安心しろ。君の声は本当に良かった」
 笑いながら腕を引く男に、力の入らない体で抵抗する。その先にはスポットライトが待っていて、ゲストのざわめきが耳に届く。
 二十二時間ほど針を戻せば、確かにこの場所でこれまで感じたことがないほど気持ちよく歌った。安い電子音をバックミュージックに歌っていた、カラオケなんかとは比べものにならない。腹の底から、湧き上がるままに声を出すだなんて、もう記憶にないほど久々のことだった。
 店で受けた仕打ちが消えてなくなるほどの爽快感は、凄まじいものだった。だから、そのまま男の「明日も頼むぜ」なんて言葉に、OKを出してしまったのだ。

 考え無しだった。
 俺が借りている安アパートは板橋区にあり、徒歩と一本の電車で新宿駅まではあっという間だ。銀座だって、地下鉄を使えば目と鼻の先を言ってもいい。それなのにあの男は、「用意したホテルに」と俺を帰しはしなかった。
 二丁目に勤めながらも守り抜いてきたバックバージンが。と、そう身を固くした俺に男は空気だけで笑った。
「そう身構えないでくれ」
「じゃあ何でホテルなのよ。言っておくけど、私、着飾るのが好きなだけでソッチの人じゃないわ」
「──ソッチ。なるほど、君はそうやって何かと一線を引くのが好きなんだな」
 さらり、男が発した言葉は、なぜだか俺の胸を刺した。
「っふ。そんな顔をするんじゃあない。確かにオレのディックは好評なんだ。女にも、そして男にも、な」
……タチ専じゃないの」
「いかにも。だからといって、見境なく襲うようなケダモノ扱いはされたくないな」
 スマートに送られたウインクは嫌みなどは感じなかった。小さく謝罪の言葉を呟いた俺を、何一つ気にしていないと腕を振った男は、彼が寝泊まりしているという宿泊施設へと案内した。
 「明日は早いから、ゆっくりとおやすみ」と告げれば、男は早々に部屋を後にした。
 俺のアパートよりもよほど広い部屋でひとり、己の発言を恥じた。

 だが、翌日、俺はやはり考え無しな行動を悔いることになる。
 宣言通り早朝に部屋を訪ねた男は、寝ぼけ眼をさする俺の肩を叩きながら、爽やかな挨拶と共に爆弾を落とした。
「モーニン、ギルトガイ。素敵な寝癖と目つきだ! さぁ早くギルティレディに変身しよう、何せ今日は、君の記念すべき初ステージだ」
 いくら聞き返しても、答えは同じだった。やれエステだ、やれ音合わせだ、やれ発声練習だなんて日中連れ回して、気付けば日は西に傾いていた。
 ステージ袖に連れ込まれて初めて、男が本気なのだと知った。昨日は無人だった控えスペースに、今日は男女問わずキャストがひしめいていた。
 ちゃんと説明しろと詰め寄れば、「イタリアからのお客様がいて、」だとか「彼の日本進出を祝うレセプションが、」だとか、終いには「席は超満員! フロアはもちろん、上階も全て埋まったんだ」だなんて。昨日と同じように、化粧を施されながら言われたものだから、思わず飛び跳ねた肩のせいでリップはオーバーラインになりすぎた。
「こら、動くんじゃなあい」
「だ、ぇ、なッ、……む、無理よ!!!」
 恐怖に青ざめた頬も、濃いチークパウダーに隠されてしまう。けれど、震える手は隠せない。
 なぜわざわざ重役揃いだとか、超満員だとか、そんなことを言うのか。昨日まではただの女装家の会社員の一般人の底辺男だったのだ。男の口ぶりから察するに、満席になるのは久しいようだし、どう考えたって不適任じゃないか。
 男の選んだドレスは、昨日と同じ豪華なスパンコールだ。傍らのマネキンにかぶせていたスカイブルーのウィッグを装着されれば、女優鏡のなかの自分は本当に他人になってしまった。恐怖と不安で俯いた頭部へ、これ幸いにと男は鼻歌交じりに大羽根を刺していく。
 派手な化粧。大ぶりなアクセサリー。巨大なウィッグ。そして絢爛なドレスの上に、見事な羽根ショールが重ねられた。鏡台の光を受けて煌めく衣装に目を焼かれてしまいそうで、長い睫毛を思い切り伏せた。
「オレは、君の歌を聴きたい」
 ぐ、と両頬を包むように持ち上げられる。その先にロイヤルブルーが微笑んでいた。
「オレのために、歌ってほしい」
 何も心配はいらない、と、唇を掠めるような距離で男は言う。鼻と鼻が触れ合うと、男は私に手を差し伸べた。触れた手のひらは、グローブを二枚隔ててもあたたかい。ひとつ頷いた私に、男は重ねた手を強く握った。

「さぁ、モンロー・ラメ男の初ステージだ!」

 カツリ、カツリとヒールを鳴らす。さきほどまで歌っていた女性キャストも掃け、ステージは昨日と同じように二筋の光だけが道を作っている。しかし、暗闇の内側は無人ではない。呼吸が、視線が、スポットライトに退けられた闇の中から存在を主張する。
 昨晩は無かったマイクスタンドに白い指をかけた。それを待ったように、ピアノが一音鳴らされる。白いグランドピアノの向こうで、男が真っ直ぐにこちらを見つめていた。
 ──息を、ひとつ。
「、…………
 歌い出しに重ねるように、三拍子が鍵盤で刻まれる。二十年間、日本の音楽界で第一線を駆け抜け続ける歌姫のナンバーだ。
 スローテンポで始まったイントロ。声の震えはごまかせなかった。それでも、息を止めずに歌を続けた。ピアノの重音に装飾音符が重なり、ゆったりとAメロへ移行する。
 ブーイングがないことにそっと視線を上げても、観客の姿は、光の道に阻まれてまだ見えない。

 いや。
 誰が見ていようと、関係ない。

 瞬間、一気にバンドの音が空間へと流れ込む。
 スポットライトが範囲を広げ、壇上全てがライトの海に浮かぶ。客席では天井に埋め込まれた何百という電球が徐々に一斉に灯り、満点の星空のように瞬いた。
 ミラーボールを見上げながら、腹に吸い込んだ酸素を、音にして全て放出する。
 ウィッグの内側で滲む汗すらも心地良い。腕を広げれば、ショールやブレスレットがライトの光で乱反射する。
 ヴァイオリンが弓を弾き下ろし、エレキベースとドラムが拍を刻む。大サビをこれでもかと高めるように、トランペットがベルを真上に構えた。仕上げに、男の奏でるピアノがフォルティッシモで音階をかけのぼる。

 ────なんて、気持ちが良いの。

 私は、私だ。
 そう主張するこの一曲を、嘘偽りなく歌い上げた。
 今この瞬間、確かに俺は、私になれたのだ。



 鳴り止まない拍手を背にピアノを振り返れば、ストライプスーツを広げた男が満足そうに笑っていて。
「ねえ、モンロー・ラメ男って名前、なんなのよ」
「ンン? 輝く君にぴったりだとは思わないか?」
「っふふ。嫌いじゃないわ、あんたのセンス」
 駆け寄った勢いのまま、その身体を覆うように抱きついてしまったものだから、彼の整ったオールバックにいくつもの白い羽根を残したこと気付くのは、数分後になる。