ユヤ
2023-01-18 00:36:15
Public ひとりごと・作品語り
 

かげきしょうじょ雑談

13巻までのネタバレありです

最近13巻出て、改めて1巻から読んだら面白すぎた。
さらさちゃんと愛ちゃんが歌劇団に入団するまでの友情・努力・才能な漫画で、その本筋もめちゃおもろいんだけど、
私はどっちかつーと裏テーマ的な、さらさちゃん周辺のお話が特に刺さってて、
さらさちゃんは自然体で賑やかでよく喋るくせに、さらさ視点の話や独白がここまで一切ないから、隠された本心が全く分からない仕様なのが良いんよな〜底が見えない。想像の余地いっぱいあってすき。

ほんで数年前にアニメ化してたのを思い出して、当時は(イメージ壊れたら怖いなあって)見送ったけど、アニメ視点で新たに気づくこともあるかも?と、いまさら仕事前にアマプラでコツコツ見続けてみた。全13話。

アニメの感想は、演技とか歌のくだりは漫画とイメージ合っててよかった。さらさちゃんの声、スイッチ入った時かっこいいね?演技シーンの迫力が増すのはアニメ化の醍醐味なんだろなーって楽しく見れた。
ただ、漫画でいうとシーズンゼロ上下巻+6巻ぐらいまでの内容だったので、合計8冊分の話を13話に無理やり収めてたからキツキツだったー。仕方ないとはいえ話削られまくってて、私が好きなシーンやセリフもちょいちょいなかった。国広先生も出てこなかった。さらさちゃん人間国宝の娘なのかーって読者だけわかるシーンもなかった。
アニメで興味もった人はぜひ漫画で深く堪能して!な感じの出来。


■さらさちゃんと暁也くん
6巻の水族館のシーン好きすぎる。
「さらさの彼氏になってください」って、暁也くんの顔も見ずに前をまっすぐ向いてて。漫画はふたりとも後ろ姿で、その瞬間どんな顔してたかすら分かんないの(最高)
その前に煌三郎さんと暁也くんの会話を立ち聞きしちゃってるのもさあ。付き合えよって圧かけられて「好きは好きだけど」って渋る暁也くんを見て、さらさはどう思ったんだろ。さらさーー!
多分だけどその時点ではさらさも言うほど恋愛感情ではなかったと思うんだけど、暁也くんのこと好きだっただろうし。(この時点でちゃんと恋愛感情あったんならつらすぎるもんなー

水族館でたぶん「お付き合い」について言い出そうとして言えなくて、結局別の話をふった暁也くんに対してさらさちゃんから「彼氏になってください」だもんな。。「好きです」じゃなくて「彼氏になってください」なの複雑。
そこからシーン変わって、さらさの演技に入ってからまた水族館の続きのシーンになって「必ず助六になるから」の返事をもって彼氏彼女になったぽいけど、
今回13巻を読んで、今更だけど実はこの水族館のシーンの合間にはまだ描かれてないふたりの会話があったんじゃないかな?って深読み遊びに走ってる。

「さらさの彼氏になってください」
「どんな障害があろうと必ず助六になる」
これでも印象的だからいいんだけど、

「さらさの彼氏になってください。
実はお話聞いちゃってました。ごめんなさい。
暁也くんなら助六になれます。暁也くんのこと応援したいから、彼氏になってください。
さらさがなりたかった助六は、ぜったい、暁也くんにしか譲りたくないんです」
からの
「どんな障害があろうと必ず助六になる」
だったりすんのかなーっていう妄想。
暁也くんにしてみたらライバルから唯一認められて、これ以上ない後押しされて、でも"譲ってやる"って物言いが悔しいのも事実で、絶対なってやるぞって感じで、涙ながらに応えたのかなとか。

ジュリエットの心を攫っていったロミオに対して、ティボルト(さらさ)の最後の表情と感情にはいろんな見解あるだろうけど、私は羨望と諦めかなって思った。
「さらさのほうが上手かったのに」「ティボルトのほうが本来ふつうに寄り添えたはずなのに」
ロミオがまぶしいなあいいなあ。ロミオになりたかったな。って。


8巻では色々あってからの仲直り「さらさちゃんが羨ましかった」「へんなの!私は暁也くんが羨ましくて憎らしかったのに」「そういうの素直にいえるとこ敵わないな〜」ってお互い本音を話せたとき、荷物をひょいって持ってくれた暁也くんに対してさらさちゃんがちょっとびっくりしたあと嬉しそうに頬を緩ませてたの印象的で、
この時さらさちゃんは、ようやく自分に本音を言ってくれた(言えた)暁也くんが、今も変わらず助六を目指して成長してくれてるってのを実感できて、複雑な経緯から始めたお付き合いごっこだけれど、前よりもずっと暁也くんのことが本当に大好きになれたし、暁也くんが側に居て応援してくれるこの関係になって良かったって思えたんじゃないかな〜

13巻で歌劇団モチーフのドラマに出ることになった暁也くんのことをさらさが複雑にキレてるのは、
さらさちゃんは「助六になるために日々がんばる暁也くん」が大好きだし、助六を目指せる立場のくせに別のことまでやるの?(私が譲ったのに!)ていう、脇道に逸れて欲しくないモヤモヤと、よりによって紅華モチーフのドラマに出るって、
私は歌舞伎を諦めて紅華「だけ」選んだのに、暁也くんは紅華「も」選べちゃうんだ、暁也くんずるい。っていう嫉妬?でもこの意識の差はプロとしてお仕事としてって考えがすでに身に沁みてる暁也くんと、まだまだ卵のさらさの考えの違いってかんじ?
助六だけに一途じゃない暁也くんなんか!「はあ〜〜〜?彼ぇ?もう別れちゃおっかなあ!」てことなのかな?ムシャクシャしてつい言っちゃっただけだろうけど、このあたり本当に早くさらさの本音が知りたいよーーー。

文化祭編でたぶん再び役柄とか演技に絡めてさらさの過去をほどいていくんだと思うけど、この見せ方すごい好き。