かずい
2021-02-13 06:41:53
1273文字
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銀魂緊急特番感想


※原作厨の原作厨による原作厨のための緊急特番感想です。過激派なのでご注意ください。

 きめつイラストそらちさん請われるままに描きながらも乗り気じゃなかったと知れて良かった。「誰が嬉しいの?」っていうそらちさんの疑問があったからこそのきめつファンへ配慮した全力投球なイラストであり、かといってもちろん銀魂ファンに喜んでもらわねばと紛れ込んだ銀さんでありなわけで、アニメが勝手に作った『銀魂らしさ』(原作銀魂は時事風刺は多いけど他作品パロディは『らしい』というほど頻繁にはない)のためにそらちさんに負担おっかぶせすぎだろとちょっと思ってしまった。のに、「キャラデザの勉強になった」って落としてくるそらちさんマジ貪欲かつ良い人。
 そして視聴者からの質問を「これは重大」とそらちさんに聴いてくれるおおにしさんも、答えてくれるそらちさんも、読者(視聴者)の気持ちを大事にしてくれているのがすごく伝わってきて、こういう二人だから自分の愛してやまない原作銀魂が初期に完成してそのあとに続いていったんだなとしみじみ感じ入った。
 こんなに読者のほうを向いてくれる原作者さんなんて他にいないってくらいそらちさんはつくづく読者の気持ちを作品に落とし込んでくれる。
 第一訓が銀さんとの出会いから始まったのも、初めて坂田銀時という男を目にする衝撃を、新八とともに読者にリアルに味わわせるための演出だったし、最終訓のあの、たまを通して読者に向けられた置いていくわけじゃないという思い遣りに溢れたメッセージも、読者の気持ちの前じゃなく横に立ってないと書けない類の暖かさに満ちてた。
 原作も泣けたけど映画は音と動きが付いてもっと泣けたという感想が紹介されてたし、そういう人もたくさんいるというのはもちろん承知の上で、でもやっぱり個人的には原作の最後のあの読者愛に満ちた、二次元から三次元に訴えかけてくるあのセリフとコマ割りと演出は、音や動きなんかでは覆せないそらちさんの想いに満ちていて原作のがよっぽど泣けるんだよなと原作厨は思う。
 これらを踏まえて、アニメの初回がオリジナルストーリーだったのは何故だ原作のとおりでよかったと思うという質問には深く共感したし、それに対する回答はとても残念に思った。けど、正直アニメの初回がオリジナルストーリーだったこともその内容も全然記憶にないのでまあどうでもいいっちゃどうでもいい。
 そんなことより、原作最後のほうどうせ流し読みだろ皆ちゃんと何回も読めよ(意訳)、というおおにしさんの言葉に編集としての原作愛を感じて嬉しくなった。決して流し読みはしてないし一訓一訓感想書いてたけど何回もは読んでないですすんません。何回も読むにはボリュームがだな……いえ、健康になったそらちさんの新作ができるまでじっくり読み返していようと思います。

蛇足 面白いと思ってかチーズ蒸しパンこすりすぎな視聴者が痛々しくて銀魂ファンってこういうところあるよねとか思われるのは甚だ心外なんですが、おおにしさんが悉く完全無視していたのが痛快でした。