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冬灯夜
2019-01-30 19:22:25
822文字
Public
TOV
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誘って
TOV 学パロでレイエス
・はみだし教師とマドンナの何気ない会話
・お付き合いしてる
眼鏡を外してじっと目を見ていると、頬杖をついたレイヴン先生がくすりと笑った。
「嬢ちゃん、誘ってる?」
「そ、そうじゃありません」
ただ、眼鏡をしている時としていない時の目の違いを、観察したかっただけなのだ。
「何だ。キスのお誘い上手になったなぁって思ったのに」
「
……
違いますってば」
先生はすぐからかってくる。どこまで本気か、分からない。
先生の手が、机を越えてわたしの方に伸びてくる。顎を軽く引き寄せられた。顔が近づく。
「おねだり、してごらん?」
にやにやしながら先生は言う。こういう時の先生は、本当に楽しそうだ。わたしが困るのを分かって言っているのだから、性質の悪い人だと思う。
そして狡い。
頬にほんのりと熱が集まる。間近で見続けることが出来なくて、目を伏せた。
したくないわけ、ない。
だから結局、わたしは何も言えなくなるのだ。
「
……
」
顎に掛けられた手に力が籠る。先生が机から身を乗り出して
――
唇を重ねた。
先生はすぐに手を離して、元の椅子に座る。
「え、あ、の」
「
……
おねだりされるかキスされるかまで、待ってようと思ったんだけどねぇ」
ぎいぎい、椅子を揺らして先生は答える。
「俺の方が我慢出来なかったわ」
少し目線をずらして、苦笑している。
「
……
先生、もしかして照れてます?」
「俺様がー? やーだ何言ってんのー」
口調はふざけているけど、耳の方が赤くなっているように見える。
机を回って、先生の横に立つ。
「ん、なに?」
手を先生の肩に置く。目尻のあたりに、唇を押し付けた。
先生が吃驚した顔でこちらを見る。
「好きです、レイヴン先生」
顔が赤くなっているのは分かっていたけれど、吃驚した表情が愛しくて、自然と笑っていた。
先生は一拍、間を置いて笑った。
とても、優しい笑みだった。
「俺も好きだよ、エステリーゼ」
糖度高いレイエスってあんまりなかった気がした
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