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冬灯夜
2015-02-25 01:54:11
880文字
Public
TOV
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治療しましょうか
TOV レイエス
・診断で出た→わたしは、気が向いたら『怪我をした場所を舐める』レイエスを描き(書き)ます。もちろんフォロワーさんがかいたっていいのよ。
http://shindanmaker.com/433599
・えろくはない
「ありがと、嬢ちゃん」
エステリーゼの光に癒やされ、レイヴンは笑う。いいえ、と返そうとしたエステリーゼは、首に一筋の傷が残っているのに目を止めた。
「待って下さい、まだ残ってました」
「ん? ああ、こんくらい平気だよ」
本人も気付かない程度の掠り傷、わざわざ力を使って貰うのは申し訳ない。ひらりと手を振ったが、エステリーゼは納得しなかった。
「これくらい、なら尚更今の内に手当てしましょう」
「いいっていいって。唾でもつけときゃだいじょーぶよ」
「本当です?」
「ほんとほんと」
目をしばたかせるエステリーゼに頷く。ついでとばかりにレイヴンは自分の指を舐め、傷を拭
――
「!?」
――
えなかった。
代わりに、エステリーゼが首筋に顔を埋めている。
湿った柔らかいものが、首を這った。
「ぇ、あ」
――
言い知れぬ快感が走ったのと、理解した瞬間の罪悪感は、同時だった。
「これで大丈夫で
……
す
……
?」
意気揚々と顔を上げたエステリーゼは、頬を赤くしているレイヴンを見
――
自分が何をしたのかようやく気が付いた。
「あ、あっ、あの、わたしっ、あのっ」
首ではレイヴンが自分で唾をつけることはできない。なら自分が、と手当ての使命感と一瞬の衝動に任せて行動してしまったが
――
唾をつける、とは慣用句の意味があった筈だ。
「ご、ごめんなさ
……
っ」
「ごめん!!!」
レイヴンは大声で謝罪を遮る。そして立ち上がった次の瞬間、脱兎と走り去って行った。
「
……
え? え?」
残されたエステリーゼは、何故自分が謝られるのか分からず、暫しその場で首を傾げるのだった。
「違う
……
違うの、決してやましい意味で言ったわけじゃ
……
た、確かにこう、ぐっとクるものはあっ
……
てだから違ぁぁぁう!!」
「な、何!? レイヴンさっきから変だよ?」
「うん
……
ごめん少年、ほっといて
……
」
「おんなじ部屋の隅で突然大声出されたら気になるってば
……
」
「素直に喜んどくべき
……
いや駄目だろあんな、うあああああ」
「ユーリー、フレーン、早く買い出し済ませて来てー!」
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