冬灯夜
2014-07-30 02:39:57
8227文字
Public オリジナル
 

( ・∀・)晴男と雨女の相性のようですζ(゚ー゚*ζ(後)

( ・∀・)晴男と雨女の相性のようですζ(゚ー゚*ζ(前)の続き

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ζ(゚、゚*ζ「……モララーくん。体調、悪いよね」

( ・∀・)「気のせいだろ」

ζ(゚、゚*ζ「気のせいじゃないよ。絶対、悪い」

( ・∀・)「……気のせいだ」

ζ(゚、゚#ζ「気のせいじゃない!」


 顔が硬い。
 ああ、くそ。当事者でない、クーとドクオが分かっているくらいだ。
 コイツがいくら馬鹿っぽいからって、分からないワケがない。


ζ(゚、゚*ζ「……私のせい、だね」

ζ( 、 *ζ「私が“雨女”だから、“晴男”のモララーくんに、悪い影響与えてるんだね」


 ――それでも分からないで、いて欲しかったのに。


ζ( 、 *ζ「モララーくんの体質、一部にしか効かないけど。でも体質だから、晴れが心地いいのは変わりないんだよね。
       私は“そういうモノ”だから……無理にでも引き寄せちゃうから、モララーくんとは反発しちゃうんだね」

( ・∀・)「そんなもんどうってことないだろ。クーだってドクオとずっと居るって言ってたじゃないか」

ζ(゚ー゚*ζ「クーちゃんとドクオくんは、相性がいいの。
       お互い惹かれる素質だから、一緒にいても平気だし、むしろ調子よくなるくらい」

( ・∀・)「……オレは別に、これくらいで倒れるようなヤワな男じゃねえよ」

ζ(゚ー゚*ζ「……

ζ(^ー^*ζ「うん。モララーくんは、強いよ」


 何で、そこで、笑うんだ。


ζ( ー *ζ「いっぱい、人と遊べて楽しかった。いっぱい、雨じゃない所いけて、楽しかった」


 やめろ。


ζ( ー *ζ「ありがとう、モララーくん」


 やめろ!


ζ( 、 *ζ「さよなら」


( #・∀・)「――デレっ!!」


 伸ばした手はただ霞を掴み。
 雨の止んだ道端で、オレは一人、佇んでいた。
 やり場のなくなった手を、コートに突っ込む。
 かた、ん。と、ポケットの中身が虚しく音を立てた。







 数日。
 デレが来なくなって、すっかり体調は元通りになっていた。
 何も変わらない。
 大学に行って、講義を受けて、サークル行って、たまに遊んで帰る。
 ただの日常生活だ。


( ・∀・)「……


 空を見上げる。
 ほんのり雲がかかった、晴れ。
 雨の気配はまるでない。
 左手に提げた傘は、当てもなくぶらぶらと揺れている。
 何も、変わってなど、いない。
 コートのポケットの中身も。


(  ∀ )「……あの、馬鹿」


 オレの心も、何も。変わっていないのだ。


('A`)「おい、そこの馬鹿男」

( ・∀・)「何だよひょろひょろ男」


 目の前に、逆さまの貧相な男の顔が現れた。
 くりるりとドクオは回転して、正位置に戻る。


('A`)「口減らねえな、相変わらず」

( ・∀・)「お前が突っかかってくるからだ」

('A`)「ん? この場合、口が減らないんじゃなくて、口が悪ぃって言うべきなのか?
    なぁクー、っていなかった」

( ・∀・)「いないのか? 何でだ」


 クーがオレに会いに来るのは普通だ。
 だがドクオが一人だけでオレに会いに来るなど、今までなかった。そもそも用事がない筈だ。


('A`)「そりゃお前さんに伝言しに来たからだよ」

( ・∀・)「伝言? クーから?」

('A`)「そ。俺ならクーより早くお前の場所掴めるし、歩いてくる労力も掛けないで済むからな」

( ・∀・)「何だそれ……こわっ。つーかキモっ」

('A`)「しょうがねえだろ、お前の晴男体質わりと相性よくて分かりやすいんだよ!
    俺だってお前みたいなクソイケメン相手にぐだぐだやってるより早くクーに会いたいクー」

( ・∀・)「うざい」


 思わずチョップをくらわすと、意外にもぺしりといい音がした。
 触感は何か微妙だった。


( ・∀・)「……あー、実体あるんだ、お前」

('A`)「つくってんだよ、クーといちゃいちゃする為に」

( ・∀・)「もういい。本当お前らの惚気もういい」

('A`)「そうだな、早いとこクーに会う為にもちゃっちゃと用件すませるか」


 いい加減オレはキレても許されると思う。
 というか、あの氷の女クーがこの奇妙なモノといちゃついて憚らないのが何よりの衝撃だった。
 しかも高校からずっととか。


( ・∀・)「んで?」

('A`)「『デレの居る場所、知りたいか?』」

( ・∀・)「――


 何で、とか、どうやって、とか。
 そんな言葉すら出なかった。
 ああそうか、オレの居場所が分かるくらいだ、同じような“モノ”なら尚更分かるんだろう。
 妙に平静に、そんなことを想う。


('A`)「……重症だな、お前」

( ・∀・)「……そう、みたいだな」


 茶化すでもないドクオの呟きに、短く返した。
 ドクオの身体が薄まって、半透明になる。


('A`)「こっちだ。もたもたしてると置いてくぞ、モララー」

( ・∀・)「ああ」

('A`)「傘、多分役に立たないぜ」

( ・∀・)「傘男だから別に構いやしない」

('A`)「あっそ」

('∀`)「今帰るからなー、クーにゃーん!」

( ・∀・)「ドクオ自重しやがれマジで」



 ふわふわ浮かぶドクオを追って約1時間。
 郊外の、だだっ広い草原に、雨がどっさり降っていた。


川 ゚ -゚)「おかえり、ドクオ」

('A`)「ただいま、クー」


 レジャーシートにレインコート、足元はサンダルに、肘置きと傘まで完備して、クーは待っていた。


( ・∀・)「何その完全防御態勢」

川 ゚ -゚)「立ってるのは疲れる。座るなら必要なものを用意する。以上」

( ・∀・)「……オレに知らせるだけ知らせて帰るって選択肢なかったワケ?」

川 ゚ -゚)「別にお前はそれで構わないだろうがな。ドクオの為だ」

( ・∀・)「クーもかよ」


 いや、いい。もうつっこむのも疲れてきた。
 それよりも、クーの視線の先に目を向ける。
 今オレ達がいる場所は、小雨が少し強くなったくらいの雨が降っている。
 だがそのほんの少し離れた場所は、完全に豪雨だった。
 その余波でオレたちの居る場所にも雨が降っている、が正しいのかもしれない。


( ・∀・)「……ずっとあそこに居たのか?」

川 ゚ -゚)「さあ」

('A`)「移動してたみたいだけどな。ここまですげー降ってんのは、多分初めてだ」


 デレと居た時、ここまで酷い豪雨にあったことはない。
 こことそこを仕切る壁のような強さだった。
 オレの晴男体質がデレの力を抑えていたのか。
 それとも。


( ・∀・)「……


 傘を開く。濡れるのは構わないが、ポケットの中身だけは濡らしたくない。


川 ゚ -゚)「モララー」

( ・∀・)「何?」

川 ゚ -゚)「体調は、改善されないぞ」

( ・∀・)「わざわざ知らせといて、それ言う?」

川 ゚ -゚)「分かってるならいい」

( ・∀・)「どーも」


 さて。これはポケットを庇いながら行くべきか。
 いや、カバンに入れてコートの内側に包んで、傘で守るか。


('A`)「あのよ」

( ・∀・)「今度は何だよ」

('A`)「俺たちゃ、どーしても相性ってもんがあるんだ」

( ・∀・)「だから?」

('A`)「草タイプは水タイプに強いとか」

( ・∀・)「何でそこで151匹を例えに出すんだよ」

('A`)「お前らの相性、ぶっちゃけ反発しかしないぜ」

( ・∀・)「だから、今更だっつってんだろ」


川 ゚ -゚)「そうだな。今更みたいだ」

( ・∀・)「もういいか。知らせてくれたのは感謝してる」

川 ゚ -゚)「ここは草原だ。そして木もあるし、沢山の木の実もある」

( ・∀・)「……?」

('A`)「はー、察し悪いな」


 そのわざとらしい欧米人的「やれやれだぜ!」な仕草を止めろ。似合わない。


川 ゚ -゚)「手伝ってやる」

( ・∀・)「は?」

川 ゚ -゚)「何の為にわたしが座ってたと思う。流れをずっと読んでたんだ。ずーっと」

('A`)「そして俺は、その流れに乗せることが出来る」

川 ゚ -゚)「辿り着くまでの、傘代わりにはなるだろう」

( ・∀・)「……お前ら」


 ああ。
 そうだ、そうだな。
 そういう奴ら、だった。


( -∀-)「……頼む」


川 ゚ -゚)「ああ」

('A`)「任せとけ」


 クーが地面に手をつく。
 ドクオがそこに手を重ねる。
 ぶわりと草が成長する。


川 ゚ -゚)「ドクオ、もう少し右」

('A`)「おう」


 豪雨の境目に、若木が生える。
 蔦が絡まり、太くなり、豪雨の向こう側へ伸びていく。


川 ゚ -゚)「そのまま」

('A`)「おっけ」

川 ゚ -゚)「モララー」

( ・∀・)「ああ」


 傘を閉じる。腕に掛けて、豪雨の向こうへ。
 二人の姿を一度、振り返る。


川 ゚ -゚)ノ

('A`)シ


 とっとと行け、だろうな。


( -∀-)


 雨は、全てといかないまでも、大部分が防がれていた。
 濡れた草を踏む。


( ・∀・)「……ありがとな」


 小さく、呟く。
 あとは、進むだけだ。
 オレと最も相性の悪い、“雨女”の所へと。



( ・∀・)「居た」

ζ( 、 *ζ「……モララー、くん」


 草原のど真ん中。
 雨女は体育座りで俯いていた。


( ・∀・)「こんな来づらい場所に居るなよ」

ζ(゚ー゚*ζ「……これ、ドクオくんとクーちゃんだね」

( ・∀・)「ああ」

ζ(゚ー゚*ζ「さっきから……気配はしてたけど、雨強くしたら諦めてくれるかなって、思ったのに」

( ・∀・)「無駄無駄。クーなんか完全防備だった」

ζ( ー *ζ「……何で、来ちゃったの」


 ポケットにある物を出し、コートを脱いで、傘を広げる。


( ・∀・)「馬鹿に見せてやりたいもんがあるからだ」

ζ(゚ー゚*ζ「馬鹿じゃないもん……

( ・∀・)「いいから早くこれ被れ」


 コートをデレに被せて、傘をその上に置いて、自分も中に入る。


ζ(゚ー゚*ζ「え、な、何?」

( ・∀・)「ほれ」


 ずっとポケットの中にあった小箱を、デレの手に乗せる。
 デレは困ったように、小箱とオレを交互に見た。


( ・∀・)「開けろ」

ζ(゚ー゚*ζ「う、うん」


 恐る恐る、デレが小箱の蓋を開ける。
 金属を弾く音が流れ出す。
 そして――中心でくるりくるりと回るオブジェクトに合わせて、光が反射する。


ζ(゚ー゚*ζ「おるごーる……?」

( ・∀・)「ついでに上見てみろ」


 言いながらオレも上を見る。
 雨雲ですっかり暗くなった中、更に傘とコートで遮られた視界。
 光が、ぽつりぽつりと、コートに映っていた。


ζ(゚、゚*ζ「――


 コートは被っているのだから、当然近い位置にある。
 丸く、そこだけ、オレとデレだけが、雨の中でこの光を見ている。


( ・∀・)「夜空閉じ込めて、近くで、星」

ζ(゚ー゚*ζ「……プラネタリウム」

( ・∀-)=3「ま、お粗末だけどな」

ζ(゚ー゚*ζ「そんなことない」


 コートの星が揺れる。
 デレの手が、震えていた。


ζ( ー *ζ「すごく……綺麗だよ……


 ぽたり、雨がひとしずく。


ζ( ー *ζ「モララーくん」

ζ( ー *ζ「私、モララーくんに何もしてあげられない」

( ・∀・)「……

ζ( ー *ζ「だからね、もう、これで、いいの。最後まで、ごめんね」

( ・∀・)「あのな」

ζ(゚ー゚*ζ「……?」

( ・∀・)「オレの日常はさ、変わってないんだよ。
      晴れた日でも相変わらず傘男」

ζ(゚ー゚*ζ「ひ、日傘?」

( ・∀・)「ド阿呆」


 人外にチョップ再び。
 ドクオよりは柔らかかった。


ζ(>、<*;ζ「いたっ」

( ・∀・)「お前、もうオレの日常なの」

ζ(゚、゚*ζ「――……

( ・∀・)「今更変えられる方が体調おかしくなるっつーの」

ζ(゚、゚*ζ「……モララーくん」


 ぽつり。
 外から、雨がひとつ。


( ・∀・)「別に二、三日会えない日があったってそんくらい普通だろ」

ζ( ー *ζ「……で、も」

( ・∀・)「ああもう」


 デレの言葉を遮って、頭を引き寄せる。


( -∀-)「御託はいいから、とっととオレの日常に戻って来い」


 ぽたり、ぱたり。
 雨が、コートの上から強く打つ。
 はっきりと、雨を感じる。


ζ( ー *ζ


 ぽつ、ぽと、ぽた。
 シャツが濡れる。


ζ(;ー;*ζ「――うん……っ」


 そうしてオレは、ようやく日常を取り戻した。





 散々土砂降りの雨が降った後、今度は雲一つないほどに晴れていた。
 オレたちを隔てていた豪雨のカーテンは、綺麗さっぱり消えていた。
 クーとドクオの作ってくれた木の道が、まるで雨で成長したかのようで、少し笑えた。


川 ゚ -゚)「雨の後は蒸すな。持って帰るの結構面倒だな、これ」

('A`)「俺も幾つか持ってくぜ」

川 ゚ -゚)「知らん人が見たら空中浮遊だからな……モララーに持たせよう」

('A`)「だな」

( ・∀・)「なに勝手なこと言ってんだ」

川 ゚ -゚)「おや、おかえり」

('A`)「おう、無事だったか。このむっつりに変なことされてねーか?」

( ・∀・)「お前はオレの何を知ってるんだよ」

('A`)「高校二年のクラス替えの時、後ろの席でエロ本談義してる奴らにこっそり聞き耳立ててた」

( ・∀・)そ「だああああああ!!」

('A`)「あと、好みはやや慎ましい胸と」

( ;・∀・)そ「わあああああああふざけんなお前ええええええええ!!」


 そうだコイツ、高校の時からクーと居るんだった!
 つまりオレがクーと居た時のことは全てバレて、ああああああああ嘘だろ!?


ζ(゚ー゚*ζ「つつましい、むね……?」

川 ゚ -゚)「聞かんでいい」

( ;・∀・)「おま、おまっ、ほんと、このっ」

('∀`)「はん」


 殴りたい、この笑顔。
 マジで!!


川 ゚ -゚)「それにしても、随分疲れた」

('A`)「そりゃしょうがねえよ。体質なんだから、意識して使うのは難しいんだ」

川 ゚ -゚)「ならドクオも疲れたろう?」

('A`)「俺は流れを乗せるだけだから、そうでもねえ。お疲れ、クー」

川 ゚ -゚)「ん」

川川 )`)


ζ(゚ー゚*ζ「わ」

( ・∀・)「お前らさぁ……公衆の面前でキスすんなよ……

川 ゚ -゚)「どこに“衆”が居る?」

('A`)「つーか“公”でもねーし」

( ・∀・)「……あー」


 なるほど、ね。
 デレはいまいち分かってないようで、首を傾げていた。
 クーとドクオはレジャーシートを畳み、荷物を片づけていく。
 

ζ(゚ー゚*ζ「ね、モララーくん。意識して体質使えるようになったの?」

( ・∀・)「? いや、全然。何にも」

ζ(゚ー゚*ζ「でも、モララーくんの体質って行事とかにしか効かないから、雨止んだのって」

( ・∀・)、「そりゃあ、な」


 つい、言いよどむ。
 正直な所、恥ずかしいセリフはもっと吐いていた筈なのだが、こう、改めて面と向かうと。


( ・∀-)∂「まあ、オレにとって重要なイベントだったってことだろうよ」

ζ(゚ー゚*ζ

ζ(^ー^*ζ「そっかぁ」


 ああ、こっぱずかしい。
 日光に照らされた雨女の笑顔は、とても眩しかった。





 更に後日。


( ・∀・)「……は?」

('A`)「だーかーら、相性いいんだよ俺らとお前ら」

( ・∀・)「いやお前ベストパートナーとかほざいてただろ?」

('A`)+「勿論俺のベストパートナーはクーだ」

ζ(゚ー゚*ζ「……あっ! そっか!」

( ・∀・)「え、何?」

ζ(゚ー゚*ζ「あの、あのね、二人は植物でしょ? それで私達は晴れと雨!」

川 ゚ -゚)「そういうことだな」


 ちょっと待て。整理させろ。
 二人は植物に関連する“引き寄せ”を持ってて、オレは“晴れ”でデレが“雨”――


( ・∀・)「……つまり、お前ら一人一人だとオレとの相性は別にどうってことないけど、
      組み合わせると上手く回るってことか?」

川 ゚ -゚)「そうらしいな。実際、デレと会ってから、ドクオの調子はいいしわたしの調子も悪くない」

( ・∀・)「じゃオレが体調崩したのは」

('A`)「二人っきりで会ってりゃ反発するだけだからな」

川 ゚ -゚)「デートしてたんだろう?」

( ・∀・)「」

ζ(゚ー゚*ζ「えっと、モララーくんに色んなこと教えてもらったし、色んな所連れて行ってもらったよ」

川 ゚ -゚)「色んなこと教えた」

('A`)「色んな所連れてった」

( ・∀・)「おい待てわざと曲解するな」

川 ゚ -゚)「つまり、だ」


 一呼吸置いて、クーは続けた。


川 ゚ -゚)「わたし達といれば、負担は減らせる」

('A`)「で、ふつーに会わない日も作っとけば、管理も出来る」

( ・∀・)「……それで、どこに“公衆”がいる発言か」

川 ゚ -゚)「一蓮托生。調子がよくなるのなら、構わない」

ζ(゚ー゚*ζ「……私、モララーくんに悪い影響与えなくてすむんだね」

川 ゚ -゚)「ああ」

ζ(゚ー゚*ζ「……ありがとう……ドクオくん、クーちゃん」

川 ゚ -゚)「気にするな」

('A`)「そうそう。元はと言えば、体調崩すくらい会いまくってたコイツが悪い」

( ・∀・)「もうお前黙れ」


 世の中はおかしな風に出来ている。
 ああ、まったく。
 昔馴染みがこんなバカップルだったことも、それがよく分からない“モノ”だったことも、ほんと馬鹿馬鹿しい。

 “晴男”のオレは、それでも傘男を続けていくんだろう。
 “雨女”のデレは、これから雨でも晴れでも、きっと笑っているんだろう。

 いつか限界がくるのかもしれない。
 いつか、いつか。
 それでも、そのいつかまで。
 気の済むまで。


( ・∀・) ζ(゚ー゚*ζ


 オレ達は、一緒にいる。



(了)



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