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きい
2017-12-26 23:25:54
1895文字
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【FGO】かえりたいはなし
いろいろ捏造だらけでみじかいけどちょっと書きたくなっただけの小話。一時間で書いたからちょっと色々おかしいかもしんない…
ぎゅ、と足下で音がするのを聞いていた。
一歩一歩踏み出すごとに、柔らかな抵抗と小さな足音がしている。
当然のようにどこもかしこも真っ白で、そしてとても寒い。厚手のコートや分厚いズボンはもちろん、下着だって何枚も重ねてはいるが、それでも染み入るように、突き刺すように寒気は入り込んでくる。それぐらい、寒い場所。
はぁ、と吐いた息がびっくりするほど白い色をしていた。周りがこんなに白いのに、息の白さが判ってしまうなんてちょっとおかしいな、と笑う。
なんでこんなところにいるのか、自分でもわからない。
ただ少し、自分の世界を見てみたいと思った。
二歩、三歩と歩みを進める。
あまりカルデアから離れるのは、危ないことだとは判っていた。
「あ
……
」
突然、闇が見えた。
いや、闇というのはおかしいかもしれない。
ただ、なにもないということだけはわかった。
闇のように見える、そこから先にはなにもないとだけわかる、なにか。
「ほんとうに、なんにもないんだ」
言葉に出して、落胆する。
ただ、これを確かめたかったからここに来たんだ。
自分が、一体何を失ったのか。本当に失ってしまったのか。自らの目で確かめたかったから。
もちろん、カルデア内でデータ上でならばいくらでも確認できる。優秀なスタッフや天才達が、観測されたデータを十分以上に検証して集計して報告書としてまとめられたものが、カルデア内の人間ならば誰にだっていつでもアクセスできる場所においてあった。
それらは定期的に更新されていた。でも、いつだって変化なしだった。
そんな情報を疑ったことはなかった。
それでも、こんな行動に出てしまったのは、ただそう、怖かったのだ。
「
……
そっか」
不安だった。
カルデアにいるみんなは優しくて、心強くて、なにかあったらいつだって助けてくれた。仲間で、家族のような存在だと思っている。
マシュはとても頼りになるけれど守ってあげたい後輩で、ドクターはちょっと抜けているところがあるけれどやるときはやってくれるひと、ダ・ヴィンチちゃんはいいアイデアで窮地を脱するヒントをくれる天才だし、カルデアのスタッフさんはみんな優秀な技師さんだったりくだらない世間話にも付き合ってくれるいいひとたちだったり、他のサーヴァントたちだってたまに騒動を起こしたりはしてもなんだかんだと力になってくれていた。
――
それでも、ここは自分の日常では、ない。
「帰り、たいなぁ」
一度、言葉にしたら止まらなくなっていた。
「家に、帰りたいなぁ。妙に薄味で冷えていてもいいから、いつもの味噌汁が飲みたい。そんで母さんにちょっと文句を言って、父さんに叱られるんだ。あと、駅前のゲーセンに行きたい。休みが取れたら一緒に遊ぼうって約束、叶えられるのはいつになるんだろうな。あぁ、それからあの連載中の漫画、そろそろ続きが読みたい
……
けど、取り戻してもなかったことになっちゃうだろうってドクターから聞いたから、読めるのは当分先になっちゃうのかな」
ぽつりぽつりと、どうしようもないひとり言を呟いていく。
周りには誰もいなくて、誰にも言わずにここまで来た。もちろんちょっとだけのつもりだったし、バレたら怒られるだろうけれど、カルデア内の警備システムは優秀だから、この行動はとっくに把握されているだろうこともわかっていた。
きっと、これは誰かが見逃してくれているから、なんとかできていること。
それでもひとりでここに来たくて、来てしまった。
「昔から行動力だけは妙にあるよなって言われていたけど、まさかこんな僻地にまで一人できてしまうだなんて思わなかったよな
……
いや、実際こんなところだとは教えられてなかった、というか、本当にここどこなんだろ。少なくとも日本ではないよな。もしかして、北極とかだったりして」
はは、と軽く笑う。とはいえ、とんでもないシステムと魔術だなんて常識外れを常識としてしまう場所なんだから、そんなことがあってもおかしくはない気がしてきた。
「でもそれも、あと少しだから」
くるり、と身体を反転させて、真っ白い景色の中に鎮座する、いまの自分の家を眺めた。
「いこう」
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なんかこう、まとまんない(まがお
2部直前なんだから1部後のおはなしにすればいいのに、1部最中のどこかのぐだのお話になってしまったのは、たぶんあの序でぐだが実家に帰るってお話をしていたからこう
……
ずっと、帰りたかったのかもしれないな、っておもったんです
…
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