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yossy
2023-12-11 19:01:37
808文字
Public
自創作
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夜明けの海
大海太陽
https://iachara.com/view/7730336
自探索者の卓前の妄想
「将来の夢は警察官でしょう?」
解答欄に消防車と書いた幼少期、母が言った言葉。
「男たる者、国のために働くのが義務だ」
何度も聞いた父の言葉。
両親は世間でいう毒親ではなく、自分の事が大層可愛かったのだろう。
大事に、手塩にかけて育てた一人息子。
特に金銭に苦労した事もなく、四年制大学も警察学校も卒業する事が出来た。
成績について言及される事があったのは高校までで、大学は今後の為にと一人暮らしをしていた。
自分自身の事よりも、自分は他人に対しての興味の方があったようで。
大学時代は心理学の勉強に夢中になっていた。
というのも高校までの学生時代、親に言われた事もあり、生徒会やクラスのまとめ役を請け負う事が多かった。
誰かの不平不満、困りごと、悩み、
一個人の些細な事を聞いては行動に移していた。
それを好意的に思う者もいれば、敵意を持つ者もいた。
「大海君助かったよ!」
「困ってたんだ、ありがとう!」
「良い子の振りしちゃってさ」
「自分をよく見せようとしてるだけ」
人間というものに興味を持ったのは、こうも人の意見とは異なるものかと感じたからだった。
だから学術的に人間の心理を学べる大学に入った。
基礎心理学から応用心理学まで。勿論犯罪心理学も徹底的に学んだ。
将来よりも自分の興味に重きを置いて4年間を過ごした。
この他人に対する興味は良くも悪くも自分の個性なのだと警察学校の時に悟った。
卒業後の交番勤務時も心理学の学びは度々役に立った。
不審者の検挙数が多く、勤務成績も問題なく、
晴れて希望していた刑事課に配属される事となった。
自分の頭は凝り固まっていると自覚したのは配属された初日の事。
どんな人の下に付くのかと待っていると。
「大海君、"彼女"が君の上司に当たる月城君だ」
目の前の情報に驚愕した。
この出会いが、自分の人生を変えるとも知らずに。
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