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yossy
2023-10-12 22:04:45
745文字
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左耳のピアス
龍さんと満がピアスの話する
龍さんのピアスは出会った頃と比べめっきりと減った。
刺青もピアスも痛そうですねと伝えたら次の日にはピアスの数が減っていた。
刺青は増やさないようにするねと言われた。
月日が経ち龍さんのピアスの痕はすっかり塞がっていた。
左右一つずつ耳たぶにある穴だけ、その日の気分で付けるようだった。
ただ、両耳付けるか左耳だけ付けるかといった様子で右耳だけ付ける事はなかった。
「右耳だけ付けないのって理由があるんですか?」
「
…
ああ、ピアスのこと?」
眠る前ピアスを外す龍さんに質問する。
「前は沢山付けてたのに、今は両耳か左耳だけなので
…
」
「ピアスは好きだからね。前に付けていたのもまだ取って置いてあるし」
引き出しから幾つか取り出したピアスを見せて貰う。
龍さんは一つ一つ丁寧に教えてくれる。
長い形やリング型、カーブしたものなどなど、デザインや色も多種多様な事を教わる。
「奥深い
…
」
「俺は魔除けみたいな感じで付けていたけど、ファッションくらいなら1、2個でも十分だから今はそんなに付けないけどね」
取り出したピアスはまた引き出しに仕舞われる。
そして龍さんはベッドに入ってくる。
「それで、右耳に付けない理由なんだけど
…
」
少し言い淀んで、視線を揺らした後、
「右耳は守ってくれる人がいます、みたいな意味を含んでて、左耳は守る人がいます、みたいな意味を含むらしくて
…
。
まぁこれも魔除けというか女避けというか
…
。」
龍さんの照れた顔が伝播して釣られて照れてしまう。
「幸から教わってね。知ってる人は少ないけど、まぁ
…
そんな感じ
…
」
ベッドに潜ろうとする龍さんの左耳たぶを触れる。
ちょっと熱くなって穴が空いてる耳を優しく撫でると、龍さんはこれ以上ないくらい照れた顔をして笑った。
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