猫柳 楸
2021-09-29 03:28:25
1277文字
Public 刀剣乱舞
 

夕飯のリクエスト【とうらぶホラー】

夕飯、なににしようかな
(そんなに怖くない)

夕飯のリクエスト

はじめて本丸に来た日の夕方のことである。
はじめての刀剣男士の顕現、出陣、鍛刀、怪我をした初期刀の手入れと目まぐるしい1日を過ごした我々はそれはもう腹が減っていた。
厨に入って食材を運んできてくれたこんのすけに話しかける。
「さて、夕飯はどうしようかな」

その時

「にんげん!」

と誰かが僕の声に反応した。

初期刀の歌仙と初鍛刀の秋田、そして敵陣から奪い返した刀から顕現した乱と僕の4人とこんのすけしかいない。聞こえてきた声はその中の誰のものでもない。

音の出処を探してきょろきょろと見回していると声はだんだんと大きくなっていく

「にんげん!にんげん!にんげん!にんげん!にんげん!にんげん!にんげん!にんげん!にんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげんにんげ」

パチン!

突然手を叩く音がして声が消えた。

振り返ると広間にいたはずの歌仙が立っていた。どうやら彼が柏手を打ったようだ。
「大丈夫かい主!?」
と言って僕の手を取りオロオロとする歌仙は先程まで勇ましく戦場に立っていたとは思えないほどに可愛らしい様子で僕はつい吹き出してしまった。
「大丈夫だよ、歌仙が追い払ってくれたからね。じゃあ食事を作ろうか」

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