魍魅 魎
2015-09-01 01:07:15
2317文字
Public 創作
 

【創作】ブラッディサニー組 小話 log

呟きで書いた小話のlog
呟き順ではなく、時系列のような感じに並べ替えています。


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「アス、お前指名の依頼が入ってるぜ」
「おいおい玉無しに仕事があるなら俺に回せよ」
「あ、馬鹿!!」
……
 ガッ
「う”ぐっ」
「“ココ”と永遠にさよならするか、
 頭と体がさよならするか、好きな方を選ばせてやる」
「えらべ
「選ばないなら私が選んでやろうか?」
【地雷】

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「あーあーあー派手に汚しやがって。
 片づけるのも簡単じゃないんだぞ?」
……
「そんな睨むな。
 ま、斡旋屋としては仕事ひとつこなせねぇのに
 依頼を受けたいと集ってくる輩が一人減って万々歳だ。
 この処理はタダでやってやるよ。
 でだ、本題の依頼なんだが」
【斡旋屋の本音】

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「アス、まだ生きてやがったか!」
「アンタもな」
「お?お前が誰かと組むなんて珍しい。
 そうだ、ちょうど誰も請けてくれねぇ依頼があるんだ」
男の言葉に振り返ると隠れる様に見上げるオリーブドラブの片目
「「………」」
「なんだ、組んでんじゃねぇのか?」
「ああ」「うん」
【成り行きで】

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「ウェイクマン、仕事だ」
「さっき素敵な夢を見たんだよ
 アルが俺をレーヴって呼んでくれたんだ」
行くぞ」
「なんか柔らかくてあたたかくてさ、きらきらしてて」
「もう直ぐ標的を襲う地点に差し掛かる。
 後で聞いてやるから静かにしろウェイクマン」
 むすっ
【ある日の夢の話】

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「ちっ嵌められたか、
 おいウェイクマン逃げるぞ」
……
「ウェイクマン!」
「ウェイクマン!!」
彼は一人布を翻しながら踊っている
ステップを踏み、その床には死体が重なっていく。
今はまだ大丈夫だが、この状況は流石に二人の手に余るだろう
――レーヴ!!」
「ん?」
「逃げるぞ」
「うん」
【相方の名前を呼ぶ】

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満月の夜、夜空には雲一つない
「呼ばれたから来たが、
 やはり今夜仕事は請けん」
「何だよアスお前もか」
「明る過ぎる」
「そうだな。
 こんな日に仕事するのは名を売りたい新人位か
「ん、何だ?レーヴ」
「あんなに優しいのにアルは月が嫌い?」
……違いすぎるものはやはり怖いものだ」
【満月から隠れる】

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まだ暗い朝
「あらアスじゃない。この子は?
 酷い傷跡――痛っ」
不用意に手を伸ばした女の指が小さく裂かれる
「やめろ」
「ぅ
「悪いな慣れていないんだ。
 他の女達にも伝えておいてくれ」
「え、ええ。分かった。」
「?」
アルから小さな包みを受け取ると女は街中へ走り去った
「レーヴ」
「だめ、なの?」
「同属と獲物以外は極力傷つけるな。
 仕事は仕事だが本当に街に嫌われると
 与り知らぬ所で売られたり野垂れ死にしやすくなる。
 特にあれは街娼だ。影響がどこに出るかわからん」
「ごちゃごちゃだね」
「最終的にはお前の判断に任せる」
【街で生きる】

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「アスが昼間に買い物に来るなんて
 今日は何が要るんだい」
「いつもの」
「はいよ」
「ああ、あとこれを一籠分」
「あんたが林檎買うなんて。
 昼間に出歩いてる事といいどうしたの?」
「詮索無用だ。」
「はいはいはい。」
【お土産】

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「すまない遅くなった」
待つように言った場所へ戻ると
陽だまりの中うつらうつらとしている彼の髪が
風にふわふわと揺れる。
独特の空気が好まれるのか白鳩や野良猫、
犬が周りで寛いでいる状況はいつか見た宗教画の様でもある。
「アル?」
「またせたな」
「ううん。おかえり」
【昼間の買い出し】

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「あっ、アス。今日はふわふわちゃん一緒じゃないの?」
「アンタが一人でいるの久しぶりなんじゃない」
「これ珍しい林檎仕入れたの、あの子に買って行ってよ」
………
皆、私の傍らに彼を探す。
人を惹きつけ好かれやすい事を本人は知らない。
【自分も惹き付けられた その一人】

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それは、ついと言うには無意識で
ぽんっ
分担していた依頼をこなし、とんとんと駆け寄ってきた相方の頭に、
褒めるように手を置いてしまった。
彼の身体がビクッとはねる。
触れられる事を嫌っていると知っているのに、
後悔からか唯でさえ低い体温が下がった気がし、はっとして手をどけた。
目の前の相方は両手で頭を抑え、
頭を揺らしながら眉間に皺を寄せて何か考えている様だ
ぐっ
急に手を引かれ
ぽんっ
引かれるまま相方の柔らかな髪の上に着地する
「アルならだいじょーぶみたい」
乗った私の手に自分の手を添えながらふにゃっと笑う顔に何かが溶ける気がした
【氷解】

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大家に鍋ごと押し付けられた野菜スープは
彼女らしい、大きな具沢山の大味のスープだった。
流石に1度には食べきれず保存した次の日
「なにそれ、いい匂い」
「野菜スープだが、食べるか?」
「アルもたべる?」
「ああ」
「じゃあ、一緒にたべる」
「林檎もか?」
「ん」
テーブルに林檎を二つ並べ、
ソファーに座ってこちらを眺めるレーヴの視線を背中に受けながら、鍋を火にかける。
広がるスープの香りと鍋がことことと言う音を感じながら、
久しぶりの穏やかな食事を思い、アルは目を細めた。
【二人で食事】

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