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シュガーハイ
ジャリジャリに甘い玉普。
「なにを考えている」
名を呼ばれるだけで胸が詰まるようだった。
いくつも夜を重ねるたびに、甘さは増していく。このままでいいのかという不安と、このままいつまでも浸っていたいという思いが交差して、それがますます混乱させた。
「なにを考えている」
問われて目を閉じた。その低い声だけで体が、心がほろほろと崩れてしまいそうだった。
砂糖水みたいだ。限界まで溶けて、溶けきれず結晶化するような。
「普賢、」
「砂糖は塩よりも、水に溶けやすく、」
促す声に、上がる息を抑えながら口を開いた。
「
……
ある一定量を超えると、それ以上は、溶けずに、その形を残す
……
」
一瞬、怪訝な顔をしたその人は、だが次の瞬間には首筋に顔を埋めてひそりと笑う。
「お前が甘いのはそういうわけか」と耳元に囁かれた。甘さは中毒を引き起こす。これもきっとそうだ。どこまでも甘くて、そしていつまでも聞いていたくなる。
もう一度呼んでと囁き返して、その首にすがりついた。
了
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