MN*B
2023-03-27 22:59:27
562文字
Public 即興二次創作小説
 

夜告鳥 【虎杖・伊地知】 ※未完

即興二次小説がなくなったので、自分でお題を探してきて時間制限を設けて書いた小説です。
時間制限:15分 文字数:559字 ジャンル:呪術廻戦 お題:午前零時に廻った雛鳥

 暗闇の中、大きめの液晶画面だけが青白い光を放っている。それに照らされている少年の顔が薄ら白く見えて、伊地知は少しだけ背筋が凍った。
 伊地知が恐る恐る覗いたのは、地下にある一室で。そこには生存を隠された少年が匿われている。時間は深夜を廻り、日を跨いでいた。

「虎杖くん、起きていたんですね」
「おわっ! 伊地知さんっ、じゃん」

名前を呼ばれた彼は、伊地知の存在に声をかけられてから気づき、懐に抱えた人形に殴られかかって言葉が途切れた。しかし、殴られるまではいかずに済んでいる。
 上達が早い、と五条は伊地知に話していたが、担任の欲目というわけではなかったらしい。そもそも五条悟という男は、そういう『力』に関することにはシビアな一面を持っている。彼がそう言ったのなら『そう』なのだ。

「もう0時を回ってますよ。そろそろ寝たほうがいいかと」
「うぇ!? マジだ!」

リモコンを操作して、映像の再生を停止させた彼は、壁に掛かった時計を見上げてギョッとした顔をした。そして、DVDが入っていたパッケージを眺めて「うわぁ」と声をあげる。

「この映画、めっちゃ長いやつだったわ。終わるまでって思ってたけど……これはさすがに明日に回そ」

座っている彼に近づいて、横から見る。……確かにこれは気合がいる再生時間だ。