ortensia
2023-08-21 11:45:31
820文字
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ぶぎぃまんのねたばれに成って居るかは不明(おい)の現パロ?よーり。傭が幼児、リがぶぎぃまんっぽい何か人外。


 夜のことだ。
 子供は眠る時間だ、なんてお決まりの文句を言われたところで、子供だから眠れる時間だ、と言う意味では無い。どんなに願ったところで、夢の世界がいつ迄経っても迎えに来てくれ無いことだって有る。
 それでも、寝無い子はブギーマンが攫いに来るぞ、なんて追い討ちされて仕舞う。
 それって本当に眠らせる気が有るのか?
 次目を開けたら知ら無い暗い場所に居るなんてこと無いだろうな?
 そんな風に想像を膨らませるから、代わりに夢見がしぼんでしまうんだ。
 別に夜は嫌いじゃ無い。
 眠れるかは別として。
 月明かり、虫や生き物の鳴き声、蝙蝠のはばたく影、クローゼットの扉がゆっくりと開く、大人の足音、おれを呼ぶ囁き、は?
「だれだ?」
「怖がら無くて良い。」
「だれだ。」
 寝台から起き上がる。
 声はどこか知って居る、母や隣のおじさん、兄弟や他の子供、はたまたテレビで見た昔の映画の傭兵達の声が、どろりと混じったような、そんな不可解なものが、暗闇の中から聞こえる。
 つまり、緊張が高まる。
「パパだよ、」
……パパ?」
「おまえのパパだよ。おまえを愛して居るパパだよ。」
 緊張から怒らせて居た肩から力が抜ける。あのな。
「おれにちちおやは居無いんだ。」
……おや。」
 暗闇に潜む者は、そこで初めて当人で有るだろう声で本質を露わにした。
 しかし暗所は暗所に変わら無かった。その正体は分から無い。だが、父で無いことだけが明らかだ。
「ならおまえにはわたしが何だと見えます?」
……アテが外れた可哀想なヤツ。」
「可愛く無い子供。」
 影が揺れた。月にもやが掛かったのかも知れ無い。
「残念だったな。」
 揺れた暗所はその儘膨れ上がり、月明かりをも隠した。
「それならおまえを頂きます。」
 部屋の全てから明かりが消える様子を目の当たりにし、次目を開けたらきっと、と思った。あゝだって、迎えに来たのは夢の世界じゃ無くて。


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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。