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2023-07-09 22:12:39
1132文字
Public movie100
 

092:倒れるまで

映画タイトル100題からおかりしました。付き合ってだいぶ経ってる拳コユ。匂わせすけべかもだけどたいしたこたあない

092:倒れるまで



「こぉら」
〝ア〟

「悪い子だ」

「何?興味あるの?」
〝だって〟

〝いつも、とっても美味しそうに吸われるでしょう〟

「お前さんにこんなモンを教えたと知れたら、それこそ俺は殺されるぞ」
〝教わったんじゃなくて、わたしが勝手に覚えたの〟
「アノネ、事実がそうだったとしても、真実そうと思ってもらえぬモンなのさ」

「ほら返して」
〝む〟

〝そんなにおいしいものですか?〟
「ンン?」

「美味い不味いかでいえばそりゃ、美味くはないよ」
〝それじゃ何故?〟
「何故、ねェ……

「うまいからかなあ……
〝言ってること、違いますけど〟
「ん、ンー」

「何つーか、コレを相手にしてる時は大抵、なーんも考えてないか、めちゃくちゃ頭を働かしてるかの両極端なワケ」
……うん?〟
「なーんも考えたくない時と、めちゃくちゃ考えたい時のお供に、これがまたちょーど良い」
〝うーん〟
「手慰みにペン回したり、手元の紙に延々丸描いたりしたりするよーなモンよ」
……今は?〟

〝今はどっちなんです?〟
「ソーネ」

「さっき抱いてた可愛いお声のオンナノコのこと考えてたよ」
……
「おっぱいがデカくて、肌が白くて吸い付くみたいにやわっこくて」
〝ひゃ、わ〟
「腰がキュッとくびれてるのに尻がデカくて俺好み、若くてジャンケンがつよくて可愛いオンナノコ」
〝ちょ、けんしゃ……
「あと明日ミカエラとトオルんちに持ってく鍋の具どうしよっかなーって」
〝おててはなして〟
「怒んなってば、一緒に食いに行こう、な」

……やっぱり美味しそうに見えます〟
「あー?」
〝ね、ひとくち。ひとくちだけ〟
「あ、あのねえ」
〝ねえ、ほんの一口ならいいでしょう、わたし成人していますし、一口だけなら癖にもならないんじゃないかと〟
「ダメダメ、ほら消すから灰皿、おいコラ」
〝いいじゃないですか、ねね、お父さんには絶対に言いま、せ……










「どーだ」
…………にがい〟
「美味い?」
〝おいしくない……
「ほら、言ったろ」

〝でも〟
「ん?」

〝これなら……なんどでも吸って良いですもんね?〟
……
〝こ、こっちほうが、よほど癖になっちゃうかも、です〟
…………
〝ね、ねね、もう一回……





「あのね」
〝ふ、ぁい〟
「そーいうのは、もっとスマートかつセクシーに言うもんでしょうに」
〝う〟
「耳まで真っ赤にして言ってちゃ世話ねえなァ、お嬢ちゃん」
〝お、お嫌いでした?〟
「バカ言え」



「明日は仕事休むって連絡入れとけ」
〝へ、なんで……?〟
「御覚悟」
〝なにを……あ、ちょ、ちょっと!〟