創作・設定(国)

創作/設定メモ

サークダル王国
水の隔壁と称される海域に存在する広い島国。二つの大きな島が、一つの中規模な島を挟むような形。
王政だが、4つの地方のトップに分権している部分もある。地方ごとに存在する主要都市にトップがいる。
水の隔壁という、無人の島の陸地形態により発生している渦潮地帯(無人の島の周囲に発生しているため上陸不可)や、海流が常にぶつかり合い荒れている荒波海域、荒天により安定しない荒海域により孤立状態のため、自給自足サイクルが確立している。内海は穏やかなため、各地域の内海側には港がある。だが、反面で他国との交流は乏しい。

・センチュール島
サークダル王国の首都であり、内海に浮かぶ島。国王や貴族、そこで働く人々などが暮らしている。小さい島ながら、各地域の方向へ四ヶ所の港を有している。気候は温暖で、海風のせいか金属類は風化が早い。内海を利用した塩作りも産業の一つ。なお、各地域に非常用の設備を備えている。自由信仰だが、歴史を重んじる貴族が多いせいか、古来よりの海神信仰が多数派を占めている。
・エスト地方
センチュール島の北側の半周と少しを囲むような大陸(トスタセリア)の、山を境にして東側の地域。北に近い内陸を中心に比較的乾燥した地帯が多いが、内海側は温暖。ルエスト地方とは高く険しいコートウ山脈で隔てられている。コートウ山脈にも集落がある。主要都市は内海側の平野部にあるアスメタジス。遺伝子的に特殊な変化を持つ術使いが、他の地域よりも多く存在している。信仰は海神信仰(沿岸部が主力)、山岳信仰(コートウ山脈の麓)、仙人信仰(山岳信仰から派生し、内陸部に多い)があり、エスト三極信仰と呼ばれている。内陸部では農耕が主力で、漁業は外海の浅瀬(浅瀬より先は渦潮が多発している)、内海は養殖が主。
・ルエスト地方
エスト地方と、コートウ山脈を挟んで西側にある地方。コートウ山脈の麓には、術使いと呼ばれる人々の集落、ルネがある。また、コートウ山脈の麓から西側の一部は、サウセリア地方に本拠地のあるザリア教の自治区となっている。内陸は森林が多いことから林業が盛んで、内海と外海が繋がっている地点では、漁が盛ん。また、狩猟も行われている。獣人が多く、人間とのハーフも多く存在するが、古来より伝統を重んじる竜人の中ではタブーとされている。
・ザリア教自治区
ルエスト地方に存在する、宗教自治区。深い森で隔てられ、さらに境界には高い塀が存在するため他地域との関わりは薄く(塀の一ヶ所には関所がある)、自治区内だけで成り立っている。食料類は各街間で流通させているが、腐らせないために加工品がほとんどである。生や新鮮なものは、生産する街で消費される。
ルネは古来からの集落のため、例外的に存在している。四つの主要都市と、それらに囲まれた聖地が主。
ルエストとの境界、関所を持つアイロニアは、ルエスト聖地巡礼の最初の地。境界で迷った旅人を保護する事があるためか、ザリア教に対する信仰は一代のみという意識の革新派が多い街。林業や狩猟を行っている。
外海に面するブロゾニアは、ルエスト聖地巡礼の二番目の地。外海は浜辺から浅瀬までが安全なため、貝類の漁業や養殖、陸地では農業を行っている。保守派革新派の別はあるが、それを町政に反映させない暗黙の了解がある。いわゆる政教分離の考え。
内海に面するシルバーニは、ルエスト聖地巡礼の三番目の地。穏やかな内海での漁業が主。ブロゾニアと同じく、陸地では農業が盛ん。保守派が多い街で、革新派は度々ブロゾニアやアイロニアへと移住してしまう。
コートウ山脈の近くのドルゴレーンは、ルエスト聖地巡礼の四番目の地。保守派が僅かに多いが、町長のスターレイ・ファイネスは革新派で、ルネとも友好関係を築いている。草地であることを利用した、酪農や牧畜が主。
四つの街のちょうど中心が、ルエスト聖地巡礼の最後の地にして、ルエストの聖地、アルイザ。女神ザリアが再臨した地と言われている。神殿があるだけで、女神の神託により選ばれる神官のみが暮らす。供物として受け取る各街からの生産物で生活している。保守派革新派の争いもあるが、サウセリアの本部の動向次第の日和見派もいる。
・サウセリア
トスタセリア大陸のエスト側の東端から、センチュール島の南側を囲い混むような形の大陸の南側。ノーセリアとの境界には、巨体な川(リセア川)が流れており、橋(スピアル橋)がかかっている。橋の管理はサウセリアの貴族の義務。
内陸の平野部には、放牧を行う街があり、山がちな外海側では、傾斜を利用した果物栽培が盛ん。なお、内海側では農業(センチュール島の貴族御用達の花など)が盛ん。内海側と平野部の境あたりには、ザリア教本部がある。
・ノーセリア
サウセリアとは川を挟んだ対岸にある。布や糸類を作る(養蚕業?)が盛ん。中心部の平野に巨大都市があり、そこから方々にある仕事場に向かう人々が多い、サークダルでも珍しい地域。ちなみに北端は険しい山々で、竜人の集落がある。そのためか、彼らを山の神とする竜人信仰が独特に発展している。

・ザリア教
サウセリアで興った信仰。サークダル神話に登場する繁栄の女神、ザリアを信仰することで、繁栄が約束されるとしている。ザリアの降り立った地を聖地とし、初めて降り立ったとされるサウセリアが本山となり、女神となる際に試練を受けたルエストを聖地の集まる自治区として認められている。歳月を経て、本来のように繁栄を感謝し、また再びの繁栄を得るための勤勉を良しとする姿は革新派の思考となり、繁栄の証を金銭として奉納した分だけさらに繁栄するという拝金主義的な保守派との対立が起こっている。

・術使い
エストに数多く存在する、不思議な力を持つ人々。現在では少なくなってきており、各地域に術使いの組織支部がある。エスト中心部に本部があり、術使いの保護や学習を行っている。
体内のエネルギーを消費し、消費量と同等のものを作ったり、現象を起こしたりできる。ただし、想像力や知識レベルにより完成度が変わる、同等のエネルギーを消費するためサバイバルは不可能、過度なエネルギー消費を続けると体が壊死していく、というリスクがある。
ちなみに生まれもつ遺伝子で術使いの素質があるか否かが決まるが、遺伝子的には劣勢で、術使いではない人間との子どもは術使いになる確率は低い(隔世遺伝による可能性はある)
・魔女、魔法使い
術使いとは異なり、魔の者との契約(黒ミサ)により魔法を利用できるようになった人間の俗称、とされている。魔法のようなものの存在は、竜人などの獣人にのみ秘術として伝わっており、魔女という概念はない。ザリア教自治区でのみ呼称として広まっている。遺伝ではないので、誰でもなりうる。

・獣人
古来より存在する、獣と人間の特徴を兼ね備えた人。特に竜人の歴史は古く、純血主義的な意識が根強い。他の獣人は人間との婚姻もあり、子どもの生育にも問題は少ないが、竜人と人間の子どもは、一定の年齢までは人間の姿で、それを過ぎると竜人の姿へと変化していく。その過程で骨格から変容していくため、痛みが激しく、耐えきれなかった者は死んでしまう。また、竜人は長命で、竜人と人間の子どもは人間よりは長命だが竜人ほどではない。

・魔の者
人の悪心を餌にする、神の世界における害なす者。各地の信仰や神話では反面教師の者として名や姿は様々に存在している。ザリア教自治区では、その存在が現実におり、魔女を生み出すとされているが、事実を確認した者はいない。

・ルネ
ザリア教自治区のコートウ山脈のふもとにある、術使いの集落。ルエスト支部も兼ねていたが、自治区が出来てからは自治区内支部のような形になっている。装飾品を作り、村内での農業で自給自足をしている。装飾品ギルドと農業ギルドがあり、互いのギルド長とギルドと村長との橋渡しをするギルドマスターとで会議をしながら村の生活を安定させている。
装飾品は各地の貴族に重宝されている。