ヒノチャン
2023-01-02 00:24:07
8514文字
Public ヒノチャン創作
 

監視対象:ヒノケンジュウロウの記録

この物語はフィクションです。登場する人物、団体、名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※ほんの少しのグロ(流血など)あり

◆対象との対話実験第二回
記録者:御旅屋おぺら
※記録者および関係者の指名その他個人情報は仮のものとする
※御旅屋の頭には馬の耳が生えているが、こちらはとある実験の副産物である
※監視対象が明らかな人外であるため、親近感を持たせるために御旅屋を選出
※前実験において、一般女性二名を対話に当てたが対象が恥ずかしがったため中止
┗南蛇井淳は病院(収容施設を病院と称している)の看護師として接触
→検査や触診に応じたものの、会話は円滑に行われず
┗甘海くれるは和菓子の差し入れをして対象とのコミュニケーションを試みた
→和菓子を受け取ったものの、会話は円滑に行われず

以下、監視対象に関する情報
/閲覧レベル

///クリア
情報を開示します

収監No.09111992
【外から来た幼女】ヒノケンジュウロウ

対象は、日本の◾️県◾️郡のとある田舎の小学校にて捕獲された人型の有機生命体である。
廃校になった小学校のグラウンドで遊んでいたところを、該当地区担当の巡査が保護。自身を「ヒノケンジュウロウ(漢字はわからないとのこと)」と名乗り、通常の質問(住所や両親の名前等)には「答えられない」と返答する。
容姿は、自然界には存在しないきついピンクの髪色。腰の辺りまで長く、軽くウェーブがかかっている。サイドテール。この髪型は自分で毎朝やっているとのこと。チャイナ服のようなドレスの服を着ており、体の見た目や質感は人間そのものだが、目だけが人間と異なっている。
昆虫(蜻蛉が一番近い)のような眼球を持っており、瞬膜が下瞼から現れるがこの部位が動くことはほぼない。
病院での検査では、体重身長ともに一般的な6~10歳くらいの女児平均であり触診等では健康体であることがわかっている。
精密検査(MRIやレントゲン等の検査)を怖がり、拒絶する。
その拒絶の際に、対峙していた人間が被害を受けたため、監視対象であることが発覚。通報を受け、エージェントを派遣。

保護当時、被害を受けた人間に対し謝罪をしながら回復措置を図っていたため対話可能と判断。
監視対象をクラス・プロテクタに分類。
※被害者及び負傷者は対象の回復措置により全回復
※その後かなり疲弊した様子で、移送車の中で眠りにつく

!警告
対象は見た目の通り、6~10歳の女児の思考回路のため対応も全て人間の子供と同じように接すること。
怒ったり怖がったりした際に、自身の髪を<削除済み>に変化させ敵対者の脳に直接<削除済み>する。

/閲覧終了

実験記録 09111992-2
日付 <削除済み>

◯主な目的 対象の詳細の聞き取り、及び検査への快諾
◯従ずる目的 対象との友好関係を結ぶこと
※弱点や苦手なもの、こちら側が対象をコントロールできる要素を探ることを重点的に行うよう記録者には指示を出している

記録⑴会話

※担当職員から、今日は別の人間が来ることを伝え済み
┗当初は嫌がる素振りを見せたが、記録者の特徴を伝えると本人が強く面会を希望

御「どもども、こんにちはお嬢ちゃん」

対象「わあ!ほんとうだ!おじさん、ほんとうにおうまさんなんだねぇ!」

御「あ、そう。先に話はしてたんだっけ?そうだよ、馬の耳が生えてる。動かすこともできるよ」
─記録者は対象の側に屈んだ。そのままあぐらをかく。

対象「すごーい!ちゃんときこえてるの?」

御「そうそう、こっちの馬の耳の方がきちんと稼働してるんだよ。人間の耳は、今じゃ飾りだ」
─対象が記録者の耳を触る。座っている記録者の周りをぐるぐると回って、楽しそうに笑っている。

対象「どうしてそうなったの?」

御「とある実験に巻き込まれちゃってね。合コンで王様ゲームが始まったかと思ったら、気がついたらとんでもねえとこに閉じ込められててまあ、俺の話はいいんだわ。おじさんは仕事でお嬢ちゃんとお話ししに来てるんだよね」
※実験記録【王様の耳は馬の耳】<削除済み>の生存者が記録者当人である

対象「えー?おうまのおじさんのおはなし、ききたい

御「そう?でももう時間がなくてなー」
※記録者には、目的達成するまで自由に実験用具等使用できます

対象「え……
─対象はしょんぼりと記録者の前に膝を抱えて座る。

御「今日はとりあえず、お嬢ちゃんのお名前と年齢、その他いろいろ質問していくからおじさんに教えて欲しいな。……明日、またここに来るから、その時おじさんの話をしてあげれるよ。でも、ここでお嬢ちゃんが質問にきちんと答えてくれないと、おじさんはお仕事クビになっちゃうから

対象「わかった!ヒノチャン、おじさんのおしごとのおてつだいしたらいいんでしょ!できるよ!」

御「おーおーそうかそうか、お手伝いしてくれるか」

以下会話記録からの情報抜粋
記録⑵
名前|ヒノケンジュウロウ
性別|女(雌型、と言っていたがすぐにここでは女の子、と言い直した)
両親|不明(いない、どういうものかはわかるけれど、との答え)
出身|ここじゃない宇宙の星 ヴァルゴという名前
なぜここに来たのか|故郷から逃げてきた

以上情報終わり

/補遺
御旅屋は対象にかなり気に入られた様子
次回もこの調子で少しずつ情報を引き出していく


・・
・・・

実験記録 09111992-14
日付 <削除済み>

◯主な目的 対象の今後の目的
◯従ずる目的 対象との友好関係を結ぶこと
※弱点や苦手なもの、こちら側が対象をコントロールできる要素を探ることを重点的に行うよう記録者には指示を出している

記録⑴会話

御「ヒノチャン、昨日の検査は異常なしだったよ」

対象「そうなのー?ヒノチャン、あれよく分かんなかったなぁ」
─対象は記録者が来る前に、必ず室内に用意されているテーブルに着くようになった。

御「痛いことはなかったろ?」
─記録者は向かいの席に座る。

対象「でもあれうるさかった!えむあるあい!あとねー、えっとね、血を抜くのも変な感じだった」

御「検査とかそういうので気分が悪くなったりしたら、すぐに看護師さんに言うんだぞ。ほら、最初の時期にお話してくれた、南蛇井さんって人がついてくれてるだろ?」

対象「うん!南蛇井お姉ちゃん大好き!あとね!くれるお姉ちゃんもね!お菓子くれるからね!ヒノチャン、好き!」

御「お菓子ばっかり食べてると、ご飯入らなくなるぞ」

※世間話が続いたため記録からカット

御「そうだ、今日聞きたいことは少し難しい話なんだけど

対象「大丈夫!ヒノチャンお勉強してるもん!できるよ!」
※対象の言うお勉強が何を指しているかは不明
※特に、対象に教育や指導は行っていない

御「ヒノチャンは、故郷の惑星から逃げてきたって話をしてくれたよな。それって、故郷で何か起きたから逃げてきたんか?例えば戦争とか飢饉とか

対象「ううん、あのねぇーヒノチャンはね、えっと……
─考えるように視線を上の方へ巡らせる。

対象「難しいなぁ」
─照れ笑い。

御「説明が難しいか?」

対象「言えるのがー、ダメかどうか今ちょっと分からないの

御「……ヒノチャン、両親はいないって話してたよね。何か別の人が、ヒノチャンが話していいこととダメなことを管理してたりする?」

対象「ヒノチャンがね、良いか悪いか知ってる」

御「…………なるほどね。じゃあ話せないかもしれないのなら言わない方がいいかもな。怒られちゃう?」

対象「怒られないよ!大丈夫!でも、多分やっちゃいけないことだから、話せないかも

御「うん、それでいいよ。おじさんたちは何が知りたいかと言うとね。ヒノチャンがこの地球に来たことによって他の宇宙人が襲来するんじゃあないかってことが気になってるんだわ」

対象「それはそう!でもねーまあ、ヒノチャンは個人だからさぁ?ヒノチャンの星のみんなが来るってことはないと思うんだよね。遠いから!他の星の人は分かんないかも

御「例えばさ、ヒノチャンはもしおじさんたちがそうやって他の星から宇宙人がやってきてね?おじさんたちを攻撃し始めたらどうする?」

対象「え!困る!いやだよ!そんなこと、させないよヒノチャン!だって、お姉ちゃんたちも他のお友達も、みんな仲良くしてくれたから……
─対象は悲しそうに俯く。

御「ヒノチャン、強いからな。多分勝てるぞ。おじさんは、宇宙人がやってきて攻撃してきても、ヒノチャンが勝つ方に賭ける全財産を賭ける」

対象「もう!おぺちゃんまた賭け事するの?ダメだよ、この間お馬さんのレースで大負けしたんでしょ?ダメ!」

/記録終了

///監視カメラの映像、及び音声

「いい感じですね、御旅屋さん。このまま責任者として抜粋されるのも時間の問題なんじゃないですか?」
バインダーを胸の前に抱えたまま隣に並んで来る。
「いや、俺の予想だとこの実験ヒノケンジュウロウの監視自体が俺たちの手を離れると思うけどな」
「え?なんでそう思うんです?」
ボブショートの黒髪の男は、爽やかな口調で続ける。
「俺は記録者だから実験に関して何も口出し出来ねえししねえけど、ヒノケンジュウロウあれ明らかに本性出てきてるだろ」
「ちょ、オフレコですか」
二人は自然に小声になった。
「お前も今度記録のほうに回るんだろ?じゃあ気付くわ、普通に。あれ最初はただの女児のふりをしてた。口調も、喋り方も振る舞いもそれだよ。だけどよ」

/映像が乱れる

「なんだよ今日の発言、お勉強してるだなんて言いやがった」

/音声が消える
※二人が真剣な表情のまま何かを気にして周囲を見渡す

「あれは振りをしてるだけだ、いやさせられているというか……いろんな人間を信頼してきてはいる。俺もその一人だ。だから俺に分かるようにわざと口を滑らしてるんだろうよ」
「<削除済み>」
「悪意は感じられん、だからこそ不気味なんだよ」
/ここで映像記録は全て謎のノイズにかき消される
/二人がその場から離れたと当時にノイズは消える


・・
・・・

ガキのふりした化け物だ。
自室のベッドの上に寝転びながら、煙草を吹かす。
最近の考え事といえば「ヒノチャン」のことばかりだ。
少し前までは自分の馬の耳についてあれこれと悩むことが多かったが、ヒノチャン関連の仕事を任されてからはそんなことどうでも良くなってしまった。
あれは、ただの化け物だ。
みんなが騙されているし、俺も実際騙されている。
今日の会話をするまでは、ただの迷子の異星人だったのに。
吸いかけの煙草を乱暴に消して、そのままベッドに座り直した。

自分よりも上位の存在の匂わせ。
お勉強しているだなんて、なんともお行儀の良いセリフだ。

ヒノチャンは自分の一任じゃ情報が渡せないと言った。
そして俺たちの言動で学習しているとも。
なぜそれを俺に話したのか。しかも、記録をきちんと読み込んでいるものには分かる言い方で。おそらくだが、看護師の南蛇井にこの記録を閲覧させたら同じような疑問を抱くだろう。
いや、あいつならワンチャン気付かねえか。

警告を聞いたとしても、だ。
それを理解できたとしても。
じゃあ俺は何をすればいい。

明日もいつもの時間に、ヒノチャンとの面談がある。
機関はヒノチャンを友好個体だと認識している。それは俺も同意見だ。だが、その友好個体保護するものプロテクタが、本当に無力な……
無力ではない。
あいつはいつだって、俺を殺せるんだ。


・・
・・・

エマージェンシーの警告音が、監視対象の収監されている監獄に鳴り響いている。あの忌々しい音が鳴り続けてもう何分経っただろうか。
考え事をして眠れない夜、毎日の続きのその一部分に、とんでもない転機がやってきてしまったのだ。
血生臭い。
顔の目の前には、同じように横たわる職員のあられもない姿があった。御旅屋は思い出す。自身の頭に馬の耳が生えるようになったあの最悪のゲームを。
「う……うぐ
体を起こそうにも、衝撃を受けたダメージで力が入らない。二日酔いの時みたいな頭痛。そこに鞭打って、御旅屋は立ち上がった。
死屍累々。ただそれだけ。
真っ白な廊下は人間の血液で真っ赤に染まっている。臓物が飛び散っているので、酷く臭った。
これは本当に、最悪の事態に陥っている。
「くそ!」

緊急事態発生時、御旅屋のような職員は全員、その事態収束のために動かされる。博士クラスの職員になると避難が優先されるのだが
御旅屋は足を引きずり、非常口へと向かう。どれくらい時間が経ったかは不明瞭だが、もしかしたらまだ凍結されていないかもしれない。間に合えば、自分の命は助かる。何から逃げるのか。
それは、自分達が国が日本が兵器利用しようとしていた監視対象からだ。既にここは、その兵器たちが通ったのだろう。
クラス・プロテクタのように、友好個体は脱走し人間へ攻撃することはない。きっと、自分の監視室のシェルターに逃げ込んでいる。とある監視対象を除いて。

どちゃ、ずる。
背後から嫌な音がした。
振り返る。
黒々とした触手が、そこらじゅうを這っていた。粘液を撒き散らしながら、ゆっくりと進んでいっている。
御旅屋は足を早めた。おそらく普通に折れている。しかし今は命の危機だった。アドレナリンが身体中を駆け巡ってくれているので、痛いだとか血が出ているだとか感知しないでいてくれていた。
悲鳴が上がりそうな喉奥が、激しい呼吸で引き攣った。
「ぐわっ!」
躓く。死体だった。昨日まで一緒に仕事をしていた。
それは骨から再び骨を露出させ、白樺の木のように関節から奇形が生えている。これは監視対象【雪原のきこり】の仕業だろう。あれだってプロテクトだったはずだ。だがもう、こうなってしまっては何を信じて良いものかわからない。
白衣を骨に引っ掛けてしまい、歩みが止まった。
吐息がかかる。
御旅屋は、見上げるしかなかった。

核はなさそうだ。
触手という触手が、蠢いているばかりだ。大きい。そんな塊が、死体をじゅるじゅると啜りながら廊下を移動している。
アレだ。
「ヒノチャン……
御旅屋は呟いた。
触手は、動きを止める。
「ヒノチャン、なんだな?」
その声に反応した。触手は形を整え始めた。御旅屋にまたがるように立つ。男。礼服を着ている。細長い手足、なで肩。髪は短い、軽くウェーブがかかっている。
その色は、どぎついピンクだ。
「ああ、おぺちゃんか!これはこれは!おや怪我をしているよ!大変だ」
腰の辺りからずるんと触手が出てきた。御旅屋の足を触る。ピリリとした痛みがあったが、すぐになんともなくなった。
「何してる!脱走するだけなら、こんなこと
「もちろん、脱走するだけだよ!ただまぁ、うーん。なんというか……脱走って言ってもここの外じゃあないんだよね。この世界線はちょっと思ってたんと違うんだよなあだから一回降り立ったは良いけど、うまいこと空気が合わなくてね。だから移動することにしたんだけど~キミタチが、各場所に派遣したヒノチャンの子機を回収しちゃったでしょ?だからうまく移動できなくてね。ここに置きっぱなしても良かったんだけど子機がわがままでね。ここにいるキミタチ、お気に入りをそのまま持って行きたいだなんて言い出したんだ。まさかヒノチャンもさぁ、捨てた世界線に呼び出されるとは思わなかったよ!誰だよ、ヒノチャンに紫鏡教えたの!あれやると時空が繋がって」
ベラベラと捲し立てている。
御旅屋は、言ってることの一つも理解できなかった。
……あ!あのねぇ!これ、いっぱいニンゲン殺したのはヒノチャンじゃないんだからね!?ま、まぁ?ここの監獄のロックを外したのはヒノチャンですが?え、えへへいやあの、あのですねこれには深い事情がありましてね……その、世界線移動は出来るんだけどさ、ここの人物をそのまま持っていくにはそれなりのエネルギーが必要っていうかまあなんていうか………わかる?」
「わ、わからん」
「まあそうだよね、とにかくキミタチが見つけて保護したヒノチャンが、キミタチを気に入っちゃったんだわな。ほら、なんかシール貰わなかった?紫色のハートのシール」
名札を触った。そこに、言われた通りもらったシールを貼っていたのだ。
「他のお気に入りにも渡してたみたいでね。キミタチは選ばれたってわけだなハハハハハ!困ったもんだね、結構いるみたいだよ。ここに来る前に保護してピン差しておいてるけど、みんなみんなとりあえずは五体満足だ。おぺちゃん、君も一応は五体満足だもんね?」
ぐらっと突然視界が回った。
「おや、そろそろ活動限界かな?まーこの世界線は別に残らなくてもいいか良いよね?ヒノチャン」
「うん、まあ大丈夫じゃないかな?ほぼほぼフィクションに近いしそもそもヒノチャンたちくらいが特別なのが、異質で異物なのが丁度いいくらいなのにさぁここじゃちょっとそれが多すぎるんだよね」
「ふーん?そう?じゃあ決定ね、ここはなかったことにしちゃいまーす」
礼服の男の隣に、チャイナドレスの女児が立っている。
二人は同じスピードで歩き出した。その向こうに、姿見がある。紫色の絵の具がべったりと塗られていた。
「ねえ!本当にキミタチは連れてってくれるの?てゆうか普通のニンゲンの存在データを移動させても大丈夫なの?そんなのやったことないんだけど」
「多分変な感じにはなると思うよ、ここと全くおんなじ存在になるとは思わないでよね。そんなのどんな化物にも不可能だもの。ヒノチャンだぞ?賢いことはできないって」
「本当はおんなじが良いんだけどなぁまあいいや!似たような存在になってもきっと仲良くなってくれるだろうし!」
スキップをすると、女児の姿はその度に崩れ落ちていった。そのまま、礼服の男の影に吸収される。
「さて、第75銀河時空は消去だな!次は76かぁそこでうまいこと、依代になるニンゲンの魂があれば良いんだけどね。それでそいつに入っちゃうのが一番楽だからなぁ」

紫鏡にぬるりと入る。そうしてそのまま、そこは消えた。

///ミーム感染を感知

収監No.<削除済み>
【外から来た化物】ヒノケンジュウロウ(日野剣銃郎)

対象は、日本の◾️県◾️郡のとある田舎の小学校にて捕獲された人型の有機生命体である。
廃校になった小学校のグラウンドで遊んでいたところを、該当地区担当の巡査が保護。自身を「ヒノケンジュウロウ(漢字はわからないとのこと)」と名乗り、通常の質問(住所や両親の名前等)には「答えられない」と返答する。
容姿は、自然界には存在しないきついピンクの髪色。腰の辺りまで長く、軽くウェーブがかかっている。サイドテール。この髪型は自分で毎朝やっているとのこと。チャイナ服のようなドレスの服を着ており、体の見た目や質感は人間そのものだが、目だけが人間と異なっている。
昆虫(蜻蛉が一番近い)のような眼球を持っており、瞬膜が下瞼から現れるがこの部位が動くことはほぼない。
病院での検査では、体重身長ともに一般的な6~10歳くらいの女児平均であり触診等では健康体であることがわかっている。
精密検査(MRIやレントゲン等の検査)を怖がり、拒絶する。
その拒絶の際に、対峙していた人間が被害を受けたため、監視対象であることが発覚。通報を受け、エージェントを派遣。

保護当時、被害を受けた人間に対し謝罪をしながら回復措置を図っていたため対話可能と判断。
監視対象をクラス・プロテクタに分類。
※被害者及び負傷者は対象の回復措置により全回復
※その後かなり疲弊した様子で、移送車の中で眠りにつく

!警告
対象は見た目の通り、6~10歳の女児の思考回路のため対応も全て人間の子供と同じように接すること。
怒ったり怖がったりした際に、自身の髪を触手に変化させ敵対者の脳に直接接触する。

監視対象は幾度かの実験の後、脱走。その後は追跡不可能となり、記録は破棄が決定した。
え?じゃあこの記録は誰が書いていて、誰が読んでいるのかって?
そりゃあまあヒノチャンが書いてて、キミタチが見ているんだろうね!

でも多分このままだと、キミタチの脳に負担がかかっちゃうからとりあえずはそうならないようにある程度の記憶処理をしておくね!なかったことはなかったことだし、実在する事象名称対象とは一切関係ございません。これはキミタチの見た微睡みの一部。さあおやすみ。そしておはよう。日常は無問題で続く。


///ミーム感染を受け入れますか?

/YES