Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
さちこ/Sharia
2023-12-16 14:47:43
832文字
Public
Clear cache
ウサギの恩返し
5.3終了後
「そういえば、なんでガンブレイカーにしたんだ」
そう尋ねるサンクレッドに、シャリアはぱちくりとその紫色の瞳を瞬かせた。
この気の抜けた英雄の背には最近、弓ではなくガンブレードが鎮座している。
最近始めたのだ、と呑気に笑う彼女は黒を基調とした装備を身に纏い、技回しの厄介さに悲鳴を上げながらも敵の群れに飛び込んでいく。
……
まぁ、敵の中心に飛び込んでいくのは、どんな武器を持っていようがいつものことだが。
フ・ラミン特製のアイスココアをくいっと煽ったシャリアは、少し気恥ずかしそうに頬を掻く。
「暁で最前線張れるの、きみだけでしょ。任せっきりは悪いと思って」
だからって同じにしなくても。
そうサンクレッドの顔に書いてあったのか、英雄はクスクスと笑いながらソイルに軽くエーテルを込める。
「グ・ラハもできるけどさ。あいつはどっちかっていうと、魔法の方が得意じゃん。でもわたしは環境エーテル使うのヘッタクソだし、自己エーテルだけで完結できるのはガンブレイカーしかなかったの」
ちょうどラドヴァンさんたちとも出会ったし、と彼女はソイルを入れた袋をサンクレッドに投げて寄越した。
ラドヴァン。英雄に、シャリアにガンブレードを教えた人間。
どんなやつかと会ってみれば、どことなく天然な、とぼけたオジサンだった。あれでいてアツいところがあるんだ、と彼女は語る。
「
……
言ってくれたら、俺だって教えたけどな」
「やだよ。こっそり特訓してびっくりさせたかったし」
アイスココアを飲み干し、氷を口内で噛み砕き始めたシャリアを、サンクレッドは目を丸くして見つめた。
確かに彼女が初めて目の前でガンブレードを取り出した時は驚いたものだが、まさかサプライズのつもりだったなんて。
なぜ、と尋ねると、彼女は普通の少女のようににぱりと笑い、こう答えた。
「あの大樹の下。ナナモ様とサンクレッドが居なかったら、わたし暁に居なかったもの。ちょっとくらい恩返しさせてよね」
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内