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あけみ
2023-05-02 21:58:28
1231文字
Public
SPN(小説)
【SPN】いつだって君に夢中な僕【2014C/D】
2014キャスディン。めっちゃ短い。
こちらも書きかけでもうしわけない。
2014の二人にはもっとイチャイチャしてほしい。
「お前はあいつと一緒に乗れ」
コルトを探した出したその数日後、ルシファーの居場所を突き止めたディーンは最終決戦に連れ出す人員を集めると車に乗り込んだ。いつものように助手席に座ろうとするカスティエルはディーンに呼び止められる。
後ろにある車を指し、過去のディーンの傍に居ろと命じたのは我らがリーダーのディーンだ。思わず眉を顰めた。
「なんで?」
首を傾げるも、過去のディーンを守る役目を与えられカスティエルは少し気分を高揚させる。しかし、次に出てきたディーンの言葉があまりにも予想外なもので呆けてしまった。
「昔の俺の方が良いんだろ。あいつを見張ってろ」
作戦会議をしていた時に過去のディーンの言動を見やったカスティエルは、確かに笑みを浮かべながら「過去の君が好きだ」と言ったかもしれない。だが、それはいつもの言葉遊びのようなものだ。目を細めて無視するディーンの反応はカスティエルも視線の端で見たので聞き逃されたと思っていた。
カスティエルはジッとディーンを見つめた。
彼は視線を外し眉を歪めている。そこに突然、愛おしさと深く深く降り積もっていた情緒が溢れ出た。カスティエルの表情が一変しニヤリと意地悪い笑みになる。
「かっわぁいいいぃなあぁリーダー、嫉妬した?」
「はぁ!??? そんなわけ」
「またまたぁ、昔の君が良いなんて言ったから拗ねたんだね。可愛いねぇ」
満面の笑みを浮かべるカスティエルに、ディーンは黙って頭を叩いた。
「ぁ、痛っ!」
「くだらないことを言ってるからだ」
そう言いながらディーンは溜息をつく。
「最後かもしれないぞ、あの頃の俺の傍にいられるのは」
そんな小さな呟きはしっかりカスティエルの耳に届き、車の運転席に乗り込むディーンの腕を咄嗟に掴んだ。開きかけた車のドアを閉め、車体にディーンの体を傾けるように自身の体を押し付ける。後方にいる人間にはカスティエルとディーンの姿は隠れて見えない。
「ディーン、確かにあの頃の君は興味深く惹かれていったけどね。俺はあの頃の君の傍にずっといたし、今の君の隣にいるのは俺なんだけど」
分かる? と、彼が好きそうな揺るぎない視線を向け目を細めて笑む。ディーンはというと、大きな瞳を丸め心底驚いているようで。それがますますカスティエルの癪に触った。自身がどれほどディーン・ウィンチェスターに惚れ込んでいるのか全く分かっていない。この5年間、離れず傍にいた理由を彼は知っているのか? カスティエルは目を細め、ディーンの頬に指を滑らせる。顔を近付けさせると、ディーンは動かずジッとしていた。それをいいことに距離を縮めたカスティエルは口付けを交わす。ゆっくりとじっくりディーンに愛しているを伝える。唇を合わせる合間、体を密着させた下肢が反応する。ディーンの眉が歪み、肩を揺らした。
「おい」
ディーンが睨むと、カスティエルは笑った。
「だって、ディーンに何も伝わらないから」
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