あけみ
2023-01-09 17:11:56
483文字
Public SPN(小説)
 

【SPN】エマニュエル×ディーン【CD】




 美しいヘーゼルグリーンの瞳、チャーミングなそばかす。一目惚れとは、こういうことを言うのだろう。エマニュエルは、玄関先に立っていたディーンと目があった瞬間、言葉にできない感覚を覚えた。隣りにいる妻のダフネですらそんな想いに駆られたことは無かった。そもそも、自身に人間らしい愛情を誰かに注ぐことなど到底できないと思っていた。どこか可笑しいのだと、人間ですらないのかもしれないと疑っていた。
 だが、ディーンが現れてから歯車が動き出したかのようにエマニュエルは自身を駆り立てる何がある。ディーンが困っているのを放っておけない。助けるのが使命だと感じた。
「それで、何で俺を助ける?」
 車内に乗り込んでからディーンがこちらを訝しむ。
……そんなふうに困った顔をさせたくない、からかな」
 君のことが好きだから。と、付け加えると驚いたことにディーンは頬を赤らめた。そんな顔、見せられたら勘違いしそうになる。エマニュエルは目を細め、微笑する。
「可愛いね」
「はぁあっ!? おま、お前!何で、そんな」
 ディーンは吃りながら、小声で何かを言い捨てると目を逸した。


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